【俺の楽器・私の愛機】1778「ごめんなさい行脚の戦利品」

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【fender STRATOCASTER】(沖縄県うるま市 濡れたpletz 42歳)





青春時代というのは、思い返すと恥ずかしい事ばかり。酔いがまわると、非礼を尽くした相手に夜中から電話。あの時はすみませんでした、との謝罪と、私は生まれ変わりました、との決意のTEL自体恥ずかしい事ですが、この「ごめんなさい行脚」の最中先輩に頂いたお話がコレ。

熊本の実家のガス屋継ぐことになったから俺のストラトお前にやるよ、と。

27歳の夏。

私がライブハウスにて音響の仕事をしてた際、よくしてくれた先輩で、朝方の牛丼屋まで御代払いに来てくれたり、オカマのいる個室に閉じ込められたり(後の松子-D)、鼻の穴一つにするか飲みについて来るか選べと言われた時には、「鼻の穴」を選んだつもりがタラコ唇にされたり(YouTube参照)と、今の私を作り上げてくれた張本人の1人とも言えるお方と送別ついでに西新宿にて会うことに。投げ捨てるように渡された本機がこちら。

ずっとギブソン派だった私が初めて手にしたフェンダー系。第一印象は、弾きづらいのはもちろん、ブリッジミュートもしづらい、パキッとしてる、でしたが、根気強く音作り&調整してみると中々。ウワサでしか聞いた事なかったハーフトーンも良々。ということで、使い所の無かったトーン調整の無いリアピックアップをどうにかすべく配線を弄り、私の嫌いなサンバーストをオリンピックホワイトに塗り替え、指板はやっぱメイプルがいいなぁと眺めたりと、どうにか好きになろうと努力したものの、気がつくと本妻(レスポールカスタム)を愛でてしまってるのをいつも我慢してくれている年下の彼女。

まだまだ続きそうなごめんなさい行脚の最中。時にはカッティング野郎の伴侶としてたまに連れ出すくらいで、名前はまだ無い。


   ◆   ◆   ◆

スラブにホワイトボディ…こんなにかっこいいのに、まだ愛情が注がれていないんですか?そりゃあまりにかわいそう。早く名前をつけてこの子の一番ステキなところを愛でてあげてください。私もずーっとギブソン派で、結局ストラト…というかフェンダーには片思いでした。なんで片思いかというと、ギブソンを鳴らすような価値観でしかストラトに対峙していなかったから。なんていうの?ほら、リッケンバッカーをスキャロップしてハーモニックマイナー弾きまくるちぐはぐさみたいな。私が後から知った衝撃の事実は「ストラトのサウンドセッティングはフロントで行う」という真実。基本サウンドはフロント。リアじゃなかったのよ。あれ?みんな知ってた?知らなかったのは私だけ?(BARKS 烏丸哲也)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

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