ブルース・ディッキンソン、寄宿学校での虐め体験が鋼のメンタルを形成

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アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンは、13歳のとき寄宿学校へ送られ、そこで虐めにあったが、その体験により強靭さを身につけることができたという。

彼は、今週初め公開された『The Quietus』のインタビューで、こう語っている。「俺は寄宿学校では独りだった。定期的にぼこぼこにされてた。毎晩のようにな。宿舎の明かりが消されると、15人ものキッズが俺をぶん殴るんだ。かなり酷かったよ。だが、それはとんでもない強靭さを形成するんだ。俺の将来に役立った。お薦めはしないがな。これほど不愉快な経験をしなくとも、形成することはできる」

近年、寄宿学校が子供たちに与えるマイナスの影響について研究がなされており、どこにいてもアットホームな気持ちを抱けない、鬱になりやすい、人間関係を築くのが困難などの兆候が見られることがあるという。この“ボーディング・スクール・シンドローム”について問われたディッキンソンは「多分、鬱以外は、全て俺に当てはまると思うね」と答えている。

「毎日ぶん殴られるのに応じ、俺は極端なほど自尊心を高めていった。“俺はこうされても仕方ない”って思うか、“アホども、お前らに俺を倒すことなんかできない。痛くもない”って思うかだ。鋼のメンタルって盾を作るわけだ。それが、唯一できる対処法だから。これは一般的には有効ではないがな。見えない盾持ちながら、うろつきたくないだろ。誰とも打ち解けず、よそよそしい人間になっちまう」

3月に新ソロ・アルバム『THE MANDRAKE PROJECT』を発表したディッキンソンは、現在、ソロ・ツアーを開催中。これに参加中のタニヤ・オキャラハン(B)は、ディッキンソンのことを「すごく魅力的な人。博識で、パイロットでもあり、フェンシングのチャンピオンだし、読書家で、起業家でもあり、当然、伝説のシンガーの1人。ただただ凄い人」と称賛している。

Ako Suzuki
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