【ライブレポート】松下奈緒「これからも私にしかできないことをやっていきたい」

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6月23日(日)東京・国際フォーラム ホールCにて、松下奈緒にとって2年ぶりとなるワンマンライブ<松下奈緒 20th ANNIVERSARY LIVE>が開催された。

2024年4月にデビュー20周年を迎えた松下奈緒は「趣味が洋裁なので、自分で作りました」という黄色いスカートでステージに登場。「みなさんのおかげで20周年を迎えることができました」と感謝の気持ちを伝えると、場内からは温かく大きな拍手とともに「おめでとう」という祝福の声が上がった。



「20年分の思いをお届けしたい」と意気込みを語った彼女は、水野良樹(いきものがかり)が作詞作曲を手がけ、山村隆太(flumpool)がコーラスで参加したラブソング「きらりら」やピアニスト役で出演した最新映画『風の奏の君へ』のオープニングテーマで、自身が作曲したピアノソロ「小さな奇跡~Un petite miracle~」など、2024年5月にリリースした2年ぶり9枚目のアルバム『souNds!』に収録された楽曲を中心に全23曲を演奏し、優しくもダイナミックなピアノとビターで澄み切った歌声で観客を自身の独自の世界観に引き込んだ。





MCでは、シンガーソングライター役で出演した、2006年のドラマ「タイヨウノウタ」について「歌うきっかけをくれたドラマです。劇中でピアノ弾き語りで歌ったのが最初でした」と振り返り、ライブの中盤では「恋におちたら」や「ちりとてちん」など、自身が出演したドラマ主題歌をメドレーで披露。朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌いきものがかりの「ありがとう」に対しては、「いつも私の大切な瞬間にそばにありました」と感慨深げに語り、心を込めてピアノを弾き、観客を魅了。その後は、役柄を演じることはもちろん、ナビゲーターとして世界中を旅することも含めて、全ての活動がピアノと歌の表現に繋がっているという、彼女にしかなし得ない個性をダイレクトに見せつけ、アンコールでは明るく弾むバンドアンサンブルで楽しく幸せなムードを届けると、場内から自然とクラップが沸き起こるほどの盛り上がりをみせた。



現在は夏ドラマ「スカイキャッスル」の撮影中だという彼女は「お腹の中は真っ黒なセレブ妻を楽しんで演じています。人生で口にしたことのない言葉を発してる毎日です」と笑い、最後に「これからもみなさんと一緒に思い出を重ねていきたいです。これからも私にしかできないことをやっていきたいので、30年、40年とよろしくお願いします」と約束。会場の隅々まで大きく手を振り、名残惜しそうにステージを後にした。



<松下奈緒20th ANNIVERSARY LIVE >

2024年5月26日(日)大阪・新歌舞伎座
2024年6月23日(日)東京・東京国際フォーラム・ホールC
1.f
2.Jazz chocolat
3.TIMELESS
4.AnytimeAnywhere
5.Wish
6.きらりら
7.小さな奇跡 ~Un petit miracle~
8.夜空の花 2024
9.天国と地獄
10.ドラマ主題歌メドレー
・恋におちたら(Crystal Kay)フジテレビ系ドラマ『恋におちたら~僕の成功の秘密~』主題歌
・はるどなり(須田景凪)フジテレビ系ドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」主題歌
・ちりとてちん(松下奈緒)NHK連続テレビ小説『ちりとてちん』テーマ曲
・Happiness(シェネル)ドラマ『ディア・シスター』主題歌
・未来予想図II(DREAMS COME TRUE)映画「未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」
・白色蜉蝣(Aimer)NHKドラマ10「大奥Season2」主題歌
・流れる雲よりもはやく(松下奈緒)映画「チェスト」主題歌
11.ありがとう(いきものがかり)NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』主題歌
12.GRACE ~princess rose~
13.Breath~JUA la Africa
14.Happy+
EC1.青空
EC2.うんとしあわせになろう
EC3.Together

◆松下奈緒オフィシャルサイト
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