ACIDMANの大木伸夫、アメリカにて皆既日食を観測

ACIDMANの大木伸夫(Vo, G)が日本時間4月9日(火)未明、皆既日食を観測するためにアメリカテキサス州ダラスを訪れたことをバンドのオフィシャルInstagramで明らかにした。

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皆既日食は、太陽・月・地球が一直線に並び、地球から見た太陽が月と重って完全に隠れる珍しい天体現象だ。このたび、メキシコ太平洋岸からアメリカテキサスなど15の州を横切りカナダに至る4000キロの地帯で観測された。アメリカで皆既日食が観測されたのは2017年8月以来およそ7年ぶり。


観測のきっかけは、国立天文台の渡部潤一 上席教授だ。2023年8月、21年ぶりに日本で、天文学に関する国際会議『APRIM2023』が開催された。そのテーマソングにACIDMANの楽曲「ALMA」が決定し、会場では大木が弾き語りにて同曲を披露。その後行われた会食の席で渡部上席教授から、今回の皆既日食は都市部などの好条件下で観測可能という情報と、「記録より体験を優先してください」という言葉をいただいたという。

大の宇宙好きとして知られ、宇宙飛行士・油井亀美也氏や、物理学者・野村泰紀氏をはじめ数々の宇宙航空分野の専門家との対談も多い大木は、これまで金環日食や部分日食、月食などの天文現象が起こる度に観測してきた。しかし、意外にも皆既日食を体験するのは今回が初。その素晴らしい体験をInstagramで伝えた。

「言葉では伝えきれない感動があった」──大木伸夫


NASAの発表では、次にアメリカで皆既日食が見られるのは20年後の2044年8月。国立天文台によると、日本国内で次に皆既日食が見られるのは11年後の2035年9月とのことだ。

ACIDMANは、5月10日(金)の京都公演を皮切りに、約5年ぶりワンマンとなる北海道や、大木の出身地である埼玉県川越市など全国9ヵ所のホールをまわる＜ACIDMAN LIVE TOUR “ゴールデンセットリスト”＞を開催する。映画『ゴールデンカムイ』主題歌にちなんで、今ツアーのキーワードは“金”だとのこと。どんなセットリストになるのか期待が高まるころだ。