アンディ・サマーズ、エリック・クラプトンに200ポンドでギターを売ったことを後悔「いまじゃ200万!」

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アンディ・サマーズは、60年代半ば、エリック・クラプトンから懇願され、お気に入りだったギターを譲ってしまったことを後悔しているそうだ。

サマーズは、アメリカ人のYouTuber/ミュージシャン、Rick Beatoとのインタビューで、60年代半ば、ロンドンにあったジャズ・クラブThe Flamingo Clubが若いギタリスト達のたまり場だったと回想する中で、こんな逸話を明かした。

「僕が、ビューティフルなサンバースト・レスポールを持って現れたら、彼(クラプトン)から“どこで手に入れた?”って訊かれたんだ。僕は無邪気に、“ああ、すぐそこの(ギター・ショップ)Rose Morrisでだよ。もう1本あったよ”って答えた。もし僕が思慮深かったら、両方買ってたね。いまじゃ、それぞれ100万ドル(約1億4,600万円)の価値がある。で、エリックは店に行って、購入したんだ」

不運なことに、その後、クラプトンが買ったギターは盗まれてしまったという。「僕がもう1本のギターを持っているのを知っていた彼は、しつこく電話してきた。その頃には、僕はなぜか、そのレスポールより1958年製の白いテレキャスターを愛用するようになっていた。彼は電話し続けてきたよ。僕は売りたくないって言ってたんだ。抵抗し続けた。でも結局、何度も何度も電話があった末、一抹の不安を抱きながらも、売ることに同意した。いい気はしなかった。でも、彼は本当に欲しがっていた。それで価格に同意したんだ」

「いくらで売ったのか?」との問いに、サマーズは「200ポンドだ。いまじゃあ、200万ドルの価値がある!」と答えた。

クリームがデビュー・アルバム『Fresh Cream』(1966年)を制作中だったスタジオにギターを持って行ったとき、クラプトンが「おおおお、素晴らしい!」と大喜びする姿を目にし、サマーズは「エリック・クラプトンに僕のレスポールをくれてやったって、すごく嫌な気分だった」そうだ。

実際には、同様のギターはサマーズが考えている金額の半額ほどで売買されているようだが、彼の後悔は半減しないだろう。


Ako Suzuki
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