エリック・クラプトン「希望のメッセージを送るのが、ミュージシャンとしての僕の役目」

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エリック・クラプトンは、愛と平和、自由のために希望のメッセージを伝達していくのが、ミュージシャンとしての自分の役目だと考えているという。

クラプトンは、5月22日に行われた『The Real Music Observer』のインタビューで、ミュージシャンは政治の問題には介入せず、音楽に固執すべきだとの意見についてどう思うかと問われると、こう答えた。

「僕は、“すべき”という言葉にあまり反応する気はない。誰かから、僕はこうすべきだと言われると、僕は反対のことをする。腹いせにってだけじゃなく、僕が僕の人生をどう生きるべきか口出してくるなんて、彼らは何様なんだってことだよ。僕は彼らに干渉させないよ」

「僕はロジャー・ウォーターズを愛している。僕らはブラザーズだ。彼は(政治に介入するという点で)我が道を行っている。それにはガッツが必要で、彼はそれにより酷く傷ついている。僕は彼が窓際に座り、涙しているのを見たことがある」「僕にはそれはできない。この世界で起きていることや、悪について考えると、泣きたくなるときは何度もあるが、僕は同時に、ポジティヴな希望のメッセージを伝達しなくてはならない。彼もそうしているけどね。ミュージックは治療薬だ」

「多くの人たちが、僕やロジャーは自分の発した言葉に忠実ではないだろうと考えている。だが、僕らはそうしている。僕は、自分にはその責任があると思っている。なぜなら、さっき言ったように、僕は愛と平和、自由のために、希望のメッセージを伝えているからだ。それが、ミュージシャンとしての僕の責務だ」

エリック・クラプトンは、今週金曜日(5月31日)までヨーロッパ・ツアーを開催中。引退を考えるのは、80歳の誕生日を迎える「来年かもね」と口にしつつも、演奏できる限りは演奏し続けていくつもりだという。


Ako Suzuki
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