キース・リチャーズ、ギター愛を語る「プレイすればするほど知らないことだらけ」
ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズは、70年以上ギターをプレイしているが、いまだギターに魅了され続け、学び終えることはないと考えているそうだ。
◆キース・リチャーズ画像
1,000本以上のギターを所有しているという彼は、BBCのインタビューでギターの魅力についてこう語った。「魅惑的なのは、プレイすればするほど、知らないことが増える。終わりなき疑問が提示される。全てがわかるなんてことは不可能だ」
関節炎を患っているのは演奏に影響するかとの質問にはこう答えた。「妙な話だが、そうなのは間違いないが、痛みはないんだ。穏やかなタイプらしい。もし、俺の(演奏が)すこしスロウ・ダウンしていたら、それは多分、年ってことのほうが大きい」
「それに、面白いことを発見した。“あれはもうできない”って思ったとき、ギターは別のやり方を示してくれるんだ。指を1つ別のところに置くと、新しい扉が開く。だから、常に学んでいる。学校が終わることはないんだよ」
キースは2015年、『Vice』のインタビューで初めてギターを手にしたときのことを、こう振り返っている。「俺のギター・レッスンは、祖父から始まった。彼はギターを持っていたんだ。ミュージシャンだった。フィドル奏者であり、サックス奏者だった。楽器は常に身近にあった。彼は、ギターを壁にかけていた。俺は何年もそれを見続けていて、彼からからかわれていた。俺の手の届かないところにあったんだ。“届くことができたら、プレイしていい”って言われていたから、ある日、椅子の上に大きな本を載せて、ぐらつきながら、そこに立ったんだ。ギターを手にし、部屋に戻ったら、“オーケー、まずはMalagueñaってスペインの曲をちょっとずつ学ばないとな”って言われたんだ」
ザ・ローリング・ストーンズは、今月20日、オリジナル・ソングでは18年ぶりとなるニュー・アルバム『HACKNEY DIAMONDS』をリリースする。
Ako Suzuki
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