ブライアン・メイ、フレディ・マーキュリーの遺品オークション「悲し過ぎて見られない」
Photo (C) Queen Productions Ltd
クイーンのヴォーカリスト、故フレディ・マーキュリーが、元ガールフレンドで亡くなるまで親しい友人であり続けたメアリー・オースティンさんに遺した私物のオークションが、今週、英国で開催されるが、ブライアン・メイは悲し過ぎて見ることはできないという。
◆クイーン画像
ブライアンは火曜日(9月5日)、フレディがギターを弾く写真と共に、こんなメッセージをインスタグラムに投稿した。「この奇妙な日々、否応なくフレディのことを考えてしまう。この写真が撮られた当時、僕は間違いなく、フレディの指が僕の手作りのギターの上を舞うのを見るのが、それほど重要なことだとは思っていなかった。いまは、素晴らしい思い出と感情の波を引き起こす。彼が恋しくて仕方ない。明日、僕がウェールズの農家の人々に向かい、牛やアナグマ、牛結核について情熱的に話をしている間に、フレディの大切な私物や僕らが長年共有してきたものの一部でもある書面などが競売にかけられる。最高入札者に落札され、永遠に消失する。僕はそれを見ていられない。僕ら、親しかった友人や家族にとって、それはあまりにも悲し過ぎる」
オークションは今週、数日にわたり開催され、初日(6日)はフレディが愛用していたグランドピアノ、ステージ衣装、「Killer Queen」の歌詞、個人所有の美術品などが落札された。ピアノは170万ポンド(約3億1,400万円)の値をつけたという。
メアリーさんはフレディが1991年に亡くなったとき、彼がロンドンに所有していた家とその中にあったものを譲り受けた。30年以上大切にしてきたが、「身辺を整理する必要があるから。私の人生におけるとても特別なチャプターを閉じるという難しい決断を下すときが来た」と、今年春、手放すことにした理由をBBCに説明していた。個人的なプレゼントやふたりの写真を除き、全て売却するつもりだという。
Ako Suzuki
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