プライマル・スクリームのキーボード奏者、マーティン・ダフィが死去
プライマル・スクリームのキーボード・プレイヤー、マーティン・ダフィが12月18日に亡くなった。家で転倒したことにより、脳損傷を負っていたという。まだ55歳だった。
◆マーティン・ダフィ画像
バンドは火曜日(20日)、「これを書くのは辛い」と始まる声明を出し、「僕らのソウル・ブラザー、マーティン・ダフィが日曜日、亡くなった。ブライトンにある自宅で転倒し、脳に損傷を受けていた。僕ら、プライマル・スクリームは悲しくて仕方ない」と、訃報を伝えた。
フロントマンのボビー・ギレスピーは、「彼は、深いスピリチュアルのレベルで音楽を愛し理解していた。彼にとって音楽が全てだった。文学を愛し、読書家で博識だった。独学者。物事を深く考える人で、世界や他の文化について知りたがっていた」「マーティンは、僕らの中で最も音楽的才能を持ち合わせていた。彼のスタイルはカントリー、ブルース、ソウルの要素を兼ね備えており、その全てが天与の自然なフィーリングを持っていた」「彼は笑いと音楽をプレイすることに生きた。スクリームの皆から愛されていた。美しいソウル。彼がいなくなり、僕らは寂しくなる」と、ダフィを偲んでいる。
80年代半ば、10代でフェルトに加入したダフィは、プライマル・スクリームが1987年に発表したファースト・アルバム『Sonic Flower Groove』、続くセカンド『Primal Scream』(1989年)の制作に参加し、その後、正式にプライマル・スクリームのメンバーとなった。
また、1996年にザ・シャーラタンズのロブ・コリンズが亡くなったとき、一時期、彼らとパフォーマンスしていたこともあり、フロントマンのティム・バージェスは「またも、ビューティフル・ソウルの悲しい喪失。マーティン・ダフィは、僕らがロブを喪ったとき、ザ・シャーラタンズを救いに来てくれた。真の友人だった。一緒に過ごすのが楽しい人だった」と追悼の言葉を寄せている。
Ako Suzuki
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