【舞台裏トーク】<SATANIC CARNIVAL>山嵐、武史が語る「純粋にピザと絡むのって初めて」

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<SATANIC CARNIVAL>初出演となった山嵐は、1996年の結成から26年、日本のミクスチャーロックシーンを牽引し続けてきた。自身主催フェス<湘南音祭>は、武史(B)が実行委員を務める<OGA NAMAHAG ROCK FESTIVAL>に引き継がれ、2022年7月には“Vol.11”の3DAYS開催を発表。名だたるアーティスト勢の出演を含め、バンドマンから愛されるフェスは結果、秋田県男鹿市の活性化に大きく貢献している。

◆武史(山嵐) 画像

PIZZA OF DEATHとは同じシーンにありながら、これまで接触することがほぼなかったという山嵐が、<SATANIC CARNIVAL>に初出演することになった経緯、PIZZA OF DEATHや<SATANIC CARNIVAL>の印象、26年間止まらずにバンドを続けるということ、そしてCAFFEINE BOMB移籍など、自身のステージ直前に、中心人物のひとり武史に語ってもらったインタビューをお届けしたい。

   ◆   ◆   ◆

■みんなで楽しみながら
■本気でやってることに重きを

──(武史が着ているNIRVANAのTシャツを見ながら)それ、めっちゃ高そうですね。

武史:これ、安いっすよ。レディース物で3〜4千ぐらい。

──ええ!? 今、NIRVANAの古着って3万とか4万とかしますよ?

武史:高いと見せかけて安いです(笑)。

──では、本題に入ります! 山嵐が<SATANIC CARNIVAL>に出演するというのは古くからのパンクファンにとってかなり驚きのニュースです。

武史:自分たちも驚いてます(笑)。

──どんな気持ちですか?

武史:めっちゃうれしいっすね。純粋にPIZZA OF DEATHと絡むのって初めてなので。

──そうなんですよね!

武史:長い間、同じシーンにはいると思うんですけど、本当に初めてのことなので、“えぇ!? 呼ばれた!? 自分たちでいいんすか!?”みたいなところは正直あって(笑)。だから、本当に光栄というか、うれしいというか、そういう感じですね。楽しみにしてます。


──正直なところ、PIZZA OF DEATHのことってどう見てましたか?

武史:PIZZA OF DEATHは僕らよりも先輩の人たちがやってて、GRUBBYとかが出てた一番最初の<AIR JAM>も客として観に行ってました。その頃にはもう山嵐をやってたんですけど、普通に行ってました。あはは!

──そうだったんですね!

武史:僕らがやってたフェス<湘南音祭>も、<AIR JAM>が2000年代に入ってからやらなくなって、“じゃあ、俺、やりたいな”ってことで始めたんですよ。

──へぇ~!

武史:<AIR JAM>は憧れっていうか。ハイスタもガキの頃に観に行ってたし、僕らはいちキッズだったんで、“超カッコいい!”って。なかなか絡む機会はなかったけど、ここ数年で難波さんと絡むようになったり。

──それは知りませんでした。何かきっかけでもあったんですか?

武史:どうだったかな? 昔から知ってたんですけど、難波さんも含めた先輩方と徐々に徐々にリンクできるようになったというか。

──僕も山嵐は1stの頃から聴いてましたけど、2020年代になって遂にこうやってPIZZA OF DEATHとつながるということが感慨深いです。

武史:自分たちも呼ばれるなんて全く思ってなかったんで、純粋に感謝してます。


──山嵐は結成から26年が経ちますけど、一度も止まってないですよね。

武史:止まってないっすね、地味ですけど(笑)。

──でも、続けることってめちゃくちゃ大変じゃないですか。

武史:うーん、あまりそういうことは考えずにやってるんで。いかにそのときを楽しむかっていう気持ちでやってたら続いてたっていう。続けよう続けようって考えてた時期もありましたけど、最近はいかに楽しむかを考えてますね。続けようと思ってるからって続くもんじゃないし、それよりみんなで楽しみながら本気でやってることに重きを置いてます。まあ、ダメになるときは自然にダメになるし、たまたま続いてるだけ。メンバーが変わってないので、そこも楽しいですね。

──続けようと考えてた時期を経て意識が変わったきっかけが?

武史:まあ、“やめてどうすんの?”って話じゃないですか(笑)。個々の音楽性なんてハナっから違うし。だったら、“やらないときはやらないでいいから、ゆっくりやればいいんじゃん?”みたいな。そんな感じで続けてるうちに、最近になってみんなまたどんどん本気になってきてて。

──まさかのCAFFEINE BOMB(パンクレーベル)入りという。

武史:そうっすね(笑)。そのへんからまたふんどしを締め直してやってる感はちょっとあります。

──やっぱり、レーベルに入ると刺激される部分はありますか。

武史:だいぶあるし、レーベルにも“山嵐が入ってよかったな”って思ってほしいから、中途半端にはできないなって。僕らも自分たちがレーベルに入ったことで少しでも力になりたいと思ってるんで。

──今日はどんなことを期待してますか?

武史:自分たちの最大限のパフォーマンスをして、それをお客さんにも楽しんでもらえたらいいなと思ってます。前は楽しいだけでやってたかもしれないけど、それだけじゃダメなんで。エンターテインメントとしてのショーをやって、自分たちも楽しめたらいいと思ってます。

取材・文◎阿刀大志
撮影◎梶原靖夫

■<SATANIC CARNIVAL 2022>

6月4日(土) 富士急ハイランド・コニファーフォレスト
6月5日(日) 富士急ハイランド・コニファーフォレスト
・物販 / FOOD AREA:start09:30
・ライブ観覧エリア:open10:30 / start11:30 ※19:25終演予定
▼6月4日(土)出演ラインナップ
BRAHMAN
coldrain
HEY-SMITH
Ken Yokoyama
KUZIRA
マキシマム ザ ホルモン
NOISEMAKER
SHADOWS
SiM
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Suspended 4th
w.o.d.
THE FOREVER YOUNG
[OA] FUNNY THINK
▼6月5日(日)出演ラインナップ
04 Limited Sazabys
10-FEET
Crossfaith
CVLTE
dustbox
ENTH
ハルカミライ
MAN WITH A MISSION
Paledusk
SHANK
SHIMA
WANIMA
山嵐
[OA]SABLE HILLS

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