ミッキー・ドレンツ「マイク・ネスミスはモンキーズのツアーをやり遂げると決意していた」

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モンキーズのミッキー・ドレンツが、12月10日に急逝したバンド・メイト、マイク・ネスミスを追悼し、彼との思い出について『Rolling Stone』誌のインタビューで語った。

◆モンキーズ画像

ネスミスとドレンツは、11月14日にモンキーズ最後のツアーを閉幕したばかりだった。ネスミスはリハーサルのときから疲れやすく、万全の体調とは言えない様子だったが、ツアーをやり遂げると決意していたという。

ドレンツはこう話した。「僕らはたった数週間前、一緒にステージに立っていた。あのツアーをやったことを僕は本当に嬉しく思う。彼はやるのを楽しみにしていた。全ての面において、彼は勇敢だった」「あんな状態にもかかわらず、ツアーを止めるよう彼を説得することなんてできなかった。ツアーを止める機会は何度もあった。今は口実など必要ない。公演をキャンセルするという選択肢はいつだってあったし、実際、様々な理由により数公演キャンセルした。もっとキャンセルすることだってできた。でも、彼はこのツアーをやり遂げると決意していた」

「僕らの最後の会話は、多分、その夜(最終公演)だ。でも、覚えていない。僕らはその夜、ツアーでハグを交わした。あのツアーは僕にとって本当にエモーショナルなものだった。どんな理由であれ、僕らが再びツアーをやる可能性は低いってわかってた」

ドレンツは、ネスミスが亡くなる数日前に、彼がホスピスに入ると聞いており、「それがどういう意味なのかわかってた」と覚悟していたという。「ただ、彼が安らかに息を引き取ったと知り、安堵している」

ネスミスは12月10日朝、自宅で家族に囲まれる中、永眠。心不全だったと言われている。

ドレンツは、モンキーズを「間違いなくネスミスのバンドだった。彼は最初から最後までバンド・リーダーだった」と、ネスミスの功績を称えた。





Ako Suzuki
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