“聴く小説”と“読む音楽”を届けるデュオ「茜さす日に嘘を隠して」&「青く滲んだ月の行方」が始動
茜さす日に嘘を隠して(以下アカウソ)と、青く滲んだ月の行方(以下アオニジ)が、それぞれ7月28日(水)に新曲と小説の第一話をリリースした。
◆ミュージックビデオ
アカウソは、「聴く小説」と「読む音楽」を届けるクリエイター集団「いろはにほへと」の小説家・真下みこと、シンガー・みさきによる女性デュオ。アオニジは同じく「いろはにほへと」から、小説家・青羽悠とシンガー・Shunによる男性デュオ。
「いろはにほへと」とは、エイベックス・エンタテインメント株式会社と株式会社講談社がタッグを組んだ新プロジェクトで、互いにリンクした楽曲と小説を同時にリリースしていく。
アカウソのメンバーである真下みことは、2020 年『#柚莉愛とかくれんぼ』で、第61 回メフィスト賞を受賞しデビューした新人作家。現在早稲田大学院に在学中。みさきは、TikTokのフォロワー数40万人を誇る十代を代表するネクストシンガーである。
▲アカウソ
アオニジは、2016 年『星に願いを、そして手を。』で小説すばる新人賞を16歳にて史上最年少受賞をした現役京大生作家・青羽悠と、文化祭時の弾き語り動画が1本で370 万回再生を突破し、その歌声に注目が集まるShunで構成される。
▲アオニジ
この平均年齢21歳の小説家とシンガーによる2組のデュオから、「いろはにほへと」プロジェクトがスタートする。
そんなアカウソの1st配信シングル「さんざんな朝」は、自分の気持ちに正直に生きたいけれど、何にもなれずに取り残されていく焦燥にかられた就職活動中の女子大学生を描いた楽曲。作曲はボカロP・yamadaが、作詞はメンバーの真下みことが手掛ける。軽快なピアノとシンセのサウンドに抜け感のあるみさきの歌声が光る作品だ。
さらに楽曲とリンクした、真下みことによる小説第一話「さんざんな朝」もnoteにて公開。就職活動と比例するようにこじれていってしまう彼氏との関係もリアルに描写された、理想と現実の狭間で揺らぐ青春小説となっている。
▼「茜さす日に嘘を隠して / さんざんな朝」楽曲
https://big-up.style/U8bTNdh7gq
▼「茜さす日に嘘を隠して / さんざんな朝」小説
https://note.com/irohanihoheto404/n/nbe8a908ffdd6
▲「さんざんな朝」ジャケット
アオニジの1st配信シングル「端正な夜」は、サークルも就職活動も恋愛も何もかも要領よくこなし一見順風満帆に見える男子大学生が、世間から期待される“自分”と本来の“自分”の境界線にもがく姿を描いた楽曲。
作曲はボカロ P・葵木ゴウ。作詞はメンバーの青羽悠が手掛ける。切ないロックサウンドとShunの透明度の高い歌声が共鳴しあう作品となっている。
アカウソと同様に、小説第一話「端正な夜」もnoteにて公開。個性と情熱が賛美される2000 年代で自分を見つけることができない若者の静かな叫びを描いた痛切な小説となっている。
▼「青く滲んだ月の行方 / 端正な夜」楽曲
https://big-up.style/U8bTNdh7gq
▼「青く滲んだ月の行方 / 端正な夜」小説
https://note.com/irohanihoheto404/n/na0ede4533c10
▲「端正な夜」ジャケット
アカウソ、アオニジは1年間にわたって、それぞれ5話・5曲をリリース予定。2組の世界や各小説がリンクし生まれる新しい世界に注目だ。