サミー・ヘイガー「俺が加入し、バンド名をヴァン・ヘイガーに変えるよう提案された」
元ヴァン・ヘイレンのベーシスト、マイケル・アンソニーは最近、1985年にサミー・ヘイガーがヴァン・ヘイレンに加入したとき、レコード会社からバンド名を変えるよう提案され、ヴァン・ヘイレン兄弟が断固拒否したとの逸話を明かしていたが、サミー・ヘイガーもその場にいたそうだ。
彼は米95.5 KLOSラジオ局のインタビューで、こう語った。「ああ、俺らみんな、その場にいた。確か、モー・オースティン(ワーナー・ブラザーズのエグゼクティブ)だったと思うが、“我々は慎重になるべきでは?”って言ってた。俺がヴァン・ヘイレンに加入する許可を得るため、マネージャーや弁護士たち、レコード会社のエグゼクティブ、それにバンドが一堂に会したんだ。公式なものだった。みんな、“ミーティングを開きたい”って言ってたんだ」
「俺らは、“Why Can’t This Be Love”をプレイした。モー・オースティンは“おお、金の匂いがする”って言ってたよ。彼は素晴らしいって思ったんだな。でもとにかく、彼は後で、“バンド名を変えることは考えた? ヴァン・ヘイガーなんかに?”って言い出した。彼らが何を考えていたか、俺はわかるよ。“もし上手く行かなかったら、少なくともヴァン・ヘイレンに戻れる。でも、ヴァン・ヘイレンのままで上手く行かなかったら、ヴァン・ヘイレンを台無しにすることになる”って考えたんだ。彼らは、ヴァン・ヘイレンの名を取っておこうとしたんだろう。エディ・ヴァン・ヘイレン、他の誰でもない、彼だったよ、“いい加減にしてくれ。これが新シンガーとのヴァン・ヘイレンだ”って言ったんだ」
もし、ヴァン・ヘイガーになっていたら「俺はバツの悪い思いをしてただろう。それなら、俺は(ヴァン・ヘイレンの前身)マンモスに戻そうって言ってたと思う」という。
アンソニーは先日、『Steve Gorman Rocks!』のインタビューで、他のメンバーは、いつ、ヘイガーこそが新シンガーだと実感したのかとの質問に「多分、長くても10分プレイしたときだね。僕ら、何かがあるってわかった」と答え、それでもデイヴィッド・リー・ロスなしでヴァン・ヘイレンを続けるというアイディアに難色を示した人たちも少なくなく、レコード会社からはバンド名を変えるよう提案されたと話していた。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
【ライブレポート】サミー・ヘイガー、日本への愛に満ちた極上の幸福感
アレックス・ヴァン・ヘイレン、自伝の出版にあわせサイン会を開催
アレックス・ヴァン・ヘイレン、エドワードと制作した最後の曲の一部音源を公開
【ライブレポート】サミー・ヘイガー<ザ・ベスト・オブ・オール・ワールド・ツアー>、ヴァン・ヘイレンを始め全キャリアを凝縮
ジェイソン・ボーナム、家族の問題によりヴァン・ヘイレン関連公演に不参加
サミー・ヘイガーと最強の仲間たち<全世界のいいとこ取りツアー>、まもなく日本上陸
サミー・ヘイガー、アレックス・ヴァン・ヘイレンから連絡がなかったのは「自伝を出版するせいだ」
ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン、デイヴィッド・リー・ロスとの関係「最近まで、いいと思ってた」
ジェイソン・ボーナム、アレックス・ヴァン・ヘイレンから冷たくされたのは父のせい?