【ライブレポート】半崎美子、上京20年記念配信ライブで感謝の熱唱
半崎美子が9月5日、東京・マイナビBLITZ赤坂にて<半崎美子 上京20年記念配信ライブ〜感謝の念 赤坂BLITZ最終章!!>と題した無観客ライブを開催し、その模様を生配信した。
◆ライブ画像(全9枚)
ブッキングやチケット販売、会場設営、演出など、セルフプロデュースによって同会場(当時の名称:東京・赤坂BLITZ)でのワンマンライブを2014年から3年連続で成功させてきた半崎。その2016年のライブがきっかけとなり半崎はメジャーデビューを掴んでおり、今回の無観客ライブは思い出深いライブハウスからの配信となった。
ライブは、これまでの道しるべを振り返る演出でスタート。半崎は同会場で行なった3公演のダイジェスト映像を2階の客席で感慨深く見つめ、アカペラで「道しるべ」を歌いながらライブ写真パネルが掲出されたロビーを通ってステージに到着した。
キーボード、ギター、バイオリン、チェロ、サックス、パーカッションの編成で、NHKみんなのうたで放送された「お弁当ばこのうた〜あなたへのお手紙〜」、天童よしみに提供した「大阪恋時雨」などを披露し、中盤では新曲を弾き語りで歌唱するサプライズも。第50回日本有線大賞新人賞を受賞した代表曲「サクラ~卒業できなかった君へ~」はサクラ吹雪が舞う演出の中で熱唱した。
本編ラストでは、今年予定していたコンサートが中止になった時、上京した頃のまだ何もなかった自分に立ち返ったという話や、上京20年の節目に書いた「布石」のミュージックビデオを撮影したショッピングモールで、上京当時、数人の観客だけが最後まで歌を聞いてくれていたこと、一人ひとりの姿や表情までを詳細に語る。そして、「当時のあの時がなければ今の私はありません。こうして振り返ると、あの時も、あの時も、今につながる布石だったんだなと思います。たった一つの出会い、言葉に、救われ、報われ、支えられました。当時この会場、赤坂BLITZで開催したコンサートもそう、いまこの瞬間も。」と思いを伝え、ステージを降りて客席で力強く「布石」を歌い上げた。
アンコールでは、“ショッピングモールの歌姫”と称される半崎が、ショッピングモールでの出会いを通じて書いた「明日へ向かう人」を披露。半崎とバンドメンバーが楽屋に戻るシーンが映し出されると、「ありがとうAKASAKA BLITZ」とメッセージが書かれたボードの前から、ギターとバイオリンの即席演奏によりメンバー全員で「感謝の根」を歌い、最後に半崎が「ありがとう、赤坂BLITZ!」と感謝の言葉で締めくくった。感謝の念を伝えきった半崎の目には涙が溢れていた。
配信ライブならではの演出が随所に散りばめられていた今回のライブには、9月22日をもって閉館する同会場のロビーや楽屋、客席などを見てもらいたいという半崎の願いが込められている。アーカイブ映像の配信は9月13日23:59まで。視聴チケットは9月12日23:59まで販売される。
<半崎美子 上京20年記念配信ライブ〜感謝の念 赤坂BLITZ最終章!!>
販売期間:〜2020年9月12日(土)23:59
視聴券:¥3,500(https://w.pia.jp/t/hanzakiyoshiko-pls/)
[セットリスト]
道しるべ
稲穂
お弁当ばこのうた〜あなたへのお手紙〜
深層
大阪恋時雨
明日への序奏
母へ
新曲
赤色のヒーロー
piece of the love
サクラ〜卒業できなかった君へ〜
明日を拓こう
布石
明日へ向かう人
感謝の根
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