エルトン・ジョン「いまはエルトンでいることに興味ない」

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Photo by Greg Gorman


新型コロナウイルスの感染拡大によりツアーを延期し、家にこもっているエルトン・ジョンは、規制が解除されたらすぐにステージに戻るつもりだが、いまはエルトンでいることに興味がないそうだ。

彼は英国BBC 6 Musicラジオのインタビューで、家でどのように過ごしているか問われると、こう答えた。「作曲中のミュージカルを終えようとしているくらいだ。(レディー・)ガガの曲もやった。バーニー(・トーピン)からは素晴らしい歌詞が届いてる。でもいま、僕はエルトンでいることに興味がない。他の人たちと何かやってる。それって楽しいし、自分から離れていられる」

エルトンはまた、彼が50年前、アメリカでブレイクするきっかけとなった公演を開いたウエスト・ハリウッドにあるライブ会場/クラブTroubadourがパンデミックにより困難な状況に陥っていることについて話した。「閉店するかもしれないって聞いたが、僕は大丈夫だと思ってる。数ヶ所へ電話を掛けたんだ。いくつか計画がある」

「ああいう会場が無くなってしまうのは本当に残酷だ。音楽を始めたばかりの人たちにとって、とても重要な場所だからね。僕はあそこでたくさんのニュー・アーティストの公演を観てきた。キャット・スティーヴンスのアメリカでの初ライブもそうだった。素晴らしい出発点なんだ。雰囲気があって、素敵な空間だ。全てが揃ってる。Troubadourで上手くプレイできなければ、どこでもできないよ」

ロンドンの老舗のジャズ・クラブRonnie Scott’sも同じような状況にあると言い、「ああいう場所を失うことはできない。小さな会場には音楽の息吹とソウルがある。何らかの方法で破綻させないようにしなければ」と続けた。

エルトンはさらに、イベントやツアーが保留され、仕事を失っているクルーたちのことも思いやった。

Ako Suzuki
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