デス・エンジェルのW・キャロル、コロナで昏睡状態中「悪魔に会った話」を沈静化

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Photo by Stephanie Cabral

新型コロナウイルスに感染し12日間昏睡状態にあったデス・エンジェルのドラマー、ウィル・キャロルは、回復後のインタビューで、意識がない間「悪魔に会った」と話したが、メディアでこの部分が強調されていることに、重要なのはそこではないとくぎを刺した。

『DATEBOOK』によると、キャロルは死後の世界の夢を見たそうだ。そこで、彼は肉体を離れ、地獄に落ち、悪魔(女性だったという)により怠惰の罪で罰せられたらしい。

この話は他のメディアでも取り上げられたが、Blabbermouth.netによると、キャロルはその部分のみ焦点が当てられているのを、こう諫めたという。「多くのメディアが俺の話を取り上げているようだが、完全にピントがずれている。俺の夢、幻、幻覚、なんであれそればかりに焦点を当てているが、それはより大きな話のほんの一部に過ぎない」

「彼らが焦点を当てるべきなのは、俺がどうやってこの酷いウイルスを打ち負かすことができたかだ。これが可能だったのは、医師や看護師が賢明に対処してくれたからだ。“悪魔”のことは大げさに広められ過ぎている」

キャロルはデス・エンジェルが2月初めから約1ヶ月、テスタメント、エクソダスとヨーロッパ・ツアー中に新型コロナウイルスに感染したものと考えられ、アメリカに帰国して数日後、病院に緊急搬送された。昏睡状態にあるとき心不全を起こすほど状態が悪化したそうだが、12日後に目覚め、4月初めに退院することができた。

Ako Suzuki

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