【インタビュー】SARD UNDERGROUND、1stシングルに「大野愛果さんのメロディと、坂井泉水さんの詞の世界観」

2019年9月リリースの『ZARD tribute』で華麗なるデビューを飾った4人が、今度は“オリジナル新曲”にチャレンジする。新世代・ZARDトリビュートバンド、SARD UNDERGROUNDの1stシングル「少しづつ 少しづつ」は、坂井泉水の未公開詞に新たに曲をつけたもので、TVアニメ『名探偵コナン』エンディングテーマに抜擢され、イベントライブなどでもすでに披露されている話題の1曲だ。

◆SARD UNDERGROUND 画像

ZARDへの限りないリスペクト、そして新たなチャレンジに臨む4人の思いとは？　初々しいBARKS初インタビューをお届けしたい。

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■坂井泉水さんの歌いまわしの
■勉強をすごくしました

──まずは少しプロフィールについて聞かせてください。この4人は、どういう順番で出会っているんですか。

赤坂美羽 (G / 以下、赤坂)：順番は、私、赤坂と杉岡(B)が、中学からの同級生なんです。

──そうなんですね。それは音楽をやっていたということ？

杉岡泉美 (B / 以下、杉岡)：高校から一緒にやってました。

赤坂：その次は、みんな一緒ですね。このバンドを始める時に出会いました。

▲神野友亜 (Vo)

──グループの中でのキャラクターとか、あります？　はしゃぐタイプ、突っ込みタイプ、お姉さんタイプとか。

神野友亜 (Vo / 以下、神野)：今、言われたそのまんまです（笑）。赤坂さんと杉岡さんが盛り上げ役の明るいタイプで。

坂本ひろ美 (Key / 以下、坂本)：友亜ちゃんが、突っ込み役で。

神野：坂本さんが、お姉さん。落ち着いてて、優しいんです。

坂本：自分ではわからないですけど（照笑）。

──結成が2019年1月。はじめましての頃は、どんな感じでした？

坂本：最初はみんなしゃべらなかったです。個々でいるみたいな。

杉岡：みんな人見知りなので。

神野：私、今がしゃべりすぎて、最初の記憶がない（笑）。

杉岡：リハーサルの時とか、部屋の四隅にいるみたいな。

坂本：すごい緊張してました。それからリハーサルとか、イベントがあったりして、一緒にいる時間が増えて、しゃべるようになりました。

神野：最初の頃のリハーサルでは、一体感がなかったんですけど。そこからちょうど1年経って、今ではアイコンタクトもできるようになりました。

──ZARDの曲は、いつごろから練習していたんですか。

神野：結成前から個人でやっていました。でも本格的にトリビュートをやらせていただく話をいただいた時は、もう不安だらけで。

坂本：存在がすごく大きいので。夢のようという気持ちがありました。

▲赤坂美羽 (G)

──それぞれに聞きたいんですけど、ZARDの魅力って、どんなところだと思ってますか。

神野：歌詞はもちろん本当に素晴らしいんですけど、私は、その歌詞の伝え方、歌いまわしをすごく尊敬しています。一番のAメロBメロがあって、そのために歌われているサビがあって、二番もそうで、歌いまわしが全然違うんです。すごく聴きやすいし、伝わってくるものが大きくて、“ああ、こうやって伝えるんだ”と思いました。去年『ZARD tribute』というデビューアルバムをレコーディングさせていただく時に、坂井泉水さんの歌いまわしの勉強をすごくしました。“なるほど”と思うところがすごく多いです。

赤坂：知れば知るほどもっと好きになるというか、曲をコピーすればするほど、もっとメロディに感情が入るというか。メロディ一つ、歌詞一つにしても、声にしても、人を惹きつける力を持っている、すごい方だなと思います。

杉岡：ほかのアーティストさんに比べて、あまりメディアに出られてなかったと思うんですけど、歌だけでいろんな人の心を動かして、本当にすごいなと思います。

坂本：私は、当時関わっていた方から、「すごく歌詞にこだわっていて、ずっと音楽と真剣に向き合ってた」って、坂井さんの話をいろんな場面で聞くんですけど。本当にすごい方だなと思いますし、相手を思う気持ちがたくさん詰まった曲だなと思います。

──そうですね。ラブソングあり、応援歌あり。

坂本：響く曲が多いんです。

──男性も女性も関係ないと思うんですけどね。そう思いません？

神野：そうですね。私は、(歌詞の)相手は男性として聴いてるんですけど、すごくいろんな男性像が見えますね。曲ごとに全然違う登場人物が浮かんでくるので、すごく面白いなと思います。

──それは意識してやっていたんですかね。

神野：映画をたくさん見て、一つ見たごとに、全部歌詞を書いていたと聞きました。

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