【インタビュー】戦国時代、2nd AL『疾風迅雷』発表「コンセプチャルなバンドだけど、リアルも感じてほしい」
戦国時代-The age of civil wars-が2ndアルバム『疾風迅雷』を完成させた。和感を香らせつつ多彩な表情を見せる同作は非常に魅力的な一作。曲作りの中枢を担うKz(Vo&Gu/KAZUMA ex.SIAM SHADE)とDate(Ba/Ju-ken)に、意欲作について語ってもらった。
■“メンバーそれぞれのテーマ曲を作りたかった”(Kz)
── 『疾風迅雷』を作るにあたって、テーマや構想などはありましたか?
Kz:戦国時代-The age of civil wars-を立ち上げたときのコンセプトが“戦国武将”で、それに沿った作品にするということは常にあって、今回もそれは変わらなかったです。曲調に関しては、Dateと一緒にバンドをやるのは初めてなので、結成当初はどんな曲を創るんだろうと、お互いに探り合っていたんですよ。そうしたら、Dateはすごくメロディアスな曲を創るから、“あっ、こういう感じなんだ”と思って。僕は彼が創る曲を踏まえて自作曲のテイストを決めているところがあって、僕の曲はわりとロック色が強くなっています。あとは、僕らはS.N.D(真田幸村/Dr)とNao-A(直江兼続/Vo)、Date(伊達政宗/Ba)、Kz(前田慶次/Vo&Gu)という4人なので、自分が作る曲は1人1人のテーマ曲になるようなものにしたいなと思いながら書いていきました。
――自身でテーマを掲げて曲を創られたんですね。それに、戦国時代-The age of civil wars-の、くどすぎない和テイストの活かし方は絶妙です。
Kz:和の匙加減に関しては、琴の音を入れると和になるというのがあって。だから、琴の音をフィーチャーするけど、ベースはロックという形をとっています。それが今回の2作目になって、うまくハマってきたかなということは自分たちでも感じますね。
Date:和テイストは、どうだろう? 僕は、難しいと感じることはないかな。
Kz:Dateは、そういうのが上手いんですよ。器用なんですよね。
Date:いやいや(笑)。僕らの世代は昭和歌謡をすごく聴いて育ったんですよ。だから、昭和歌謡が自分の音楽センスの肉や血になっていて、それが和感という面では大きい気がする。僕らはハードロックやメタルが好きな世代だけど、裸の状態で曲を創ったときに自然と出てくるのは少しレトロなメロディーだったり、泣きの感じだったりするんですよ。で、それは和風というコンセプトにフィットする。だから、僕の中では違和感はないんですよね。
取材:村上孝之
■アルバム『疾風迅雷』
2019年11月6日発売
NMEF-0014 /¥3,000(税込)
<収録曲>
01.銀狼 Lyrics & Music:Kz
02.傾奇者〜華となれ〜 Lyrics & Music:Kz
03.戦国Big Bang Lyrics & Music:Date
04.張り子の虎 Lyrics & Music:Date
05.Ge・ko・ku・jo Lyrics & Music:Nao-A
06.宵花火 霞隠れ Lyrics & Music:Date
07.独眼 Lyrics & Music:Kz
08.涙星 Lyrics & Music:Date
09.暴太鼓 Lyrics & Music:Kz
10.KAZAHANA Lyrics & Music:Date
■<戦国時代-The age of civil wars- 2019 秋の陣 疾風迅雷-shippujinrai->
11月14日(木) 大阪・Zeela
11月28日(木) 長崎・DRUM Be-7
11月30日(土) 愛知・名古屋 CLUB 3STAR IMAIKE
12月07日(土) 東京・赤羽 ReNY alpha (※)
(※)チケット情報ページ
https://www.diskgarage.com/ticket/detail/no083320
関連リンク
この記事の関連情報
<Vocal Summit 2019>、チケット即完を受けて9月追加公演
<Vocal Summit 2019>、中島卓偉と石月努の参加を追加発表
戦国時代、浅葱、己龍らが“和”の3マンで合戦
【ライブレポート】戦国時代、 国内初陣のO-EAST 「拙者とか言うと思った?(笑)」
謎のバンド「戦国時代」の正体は…YU+KI(ex.JURASSIC)、KAZUMA(ex.SIAM SHADE)ら集結
戦国時代 —The age of civil wars—、ロンドン<HYPER JAPAN>で初ライブ
戦国時代、ミクスチャー・ロック「狂歌乱舞」で初陣。早くも第2弾告知か
謎の新バンド“戦国時代”2017年元旦に推参