【対談】感覚ピエロ×ニガミ17才、「共通点は“お客さん本位”なのかも」
感覚ピエロが5月より全国25ヵ所の対バン&ワンマンツアー<感覚ピエロ 5-6th anniversary「LIVE - RATION 2019」 ~奮い立たせてなんぼでしょ~>を開催中だ。同ツアーは、11月開催が決定している自身最大級の挑戦“幕張メッセ・ワンマンライブ”に向けて行われているものでもある。BARKSでは昨年のツアー<47都道府県ツアー2018「KKP TOUR またイかせてもらいます!!47都道府県全国津々ムラ×2!! デリバリー感覚ピエロ!!〜チェンジだなんて言わせない〜」>の際に展開した特集企画と同様、ツーマン公演から毎月一組をピックアップしてライブレポートおよび対談連載を実施する。
◆感覚ピエロ×ニガミ17才 画像
その第1回目は、横山直弘(Vo/G)が大学生時代に好きだったバンド“嘘つきバービー”の首謀者である岩下優介が2016年に結成したニガミ17才。“おしゃれ且つ変態な表現”をコンセプトに掲げる彼らと感覚ピエロの共通点/相違点とは何か? 5月30日、栃木 HEAVEN’S ROCK Utsunomiya VJ-2での対バン公演を終えたばかりの2組に楽屋裏で話を訊いた。
◆ ◆ ◆
■ここにいる全演者8人で
■ひとつのハコを作りあげる
──ライブおつかれさまでした! まず、お互いのステージを見た感想からお願いします。
横山(Vo/G):むちゃくちゃ幸せでした。“全員本物や~!”と思って。ヤバかったですよ。俺、イリュージョンを見てる感覚だったんですよ。「最後の1曲です」って言ったのが、すごく早かったじゃないですか。
滝口(B):まだ15分ぐらい持ち時間が残ってたもんね。
秋月(G):あれ、アドリブですよね?
岩下(Vo):半アドリブですね。今日、時間通りに終わったのは、偶然なんですよ。実はストップウォッチを押し忘れて……。
平沢(Key):私が押し忘れました(笑)。だから、やり始めたときの時間を見て、「あと3分」とか「あと1分」って、岩さんに合図を送ってたんですよ。
感覚ピエロ全員:へー!
岩下:楽屋戻ったら、感覚ピエロのみなさん、すごく盛り上がってましたもんね、「時間ピッタリ!」って(笑)。
岩下:圧倒的でしたね。個々の個性がありつつ、良いライブでした。
横山:ありがとうございます(笑)。
──今回、感覚ピエロからの熱いラブコールで対バンが実現したわけですけども。どういう経緯でオファーすることになったんですか?
秋月:俺がInstagramのストーリーズで、ニガミ17才のことを、「このバンドめっちゃかっこいい!」ってあげたんですよ。そうしたら、横ちゃんからLINEがきたんです。「めっちゃイイですよね!」って。で、横ちゃんから「前身バンドが嘘つきバービー」だっていうことも教えてもらって。それが、もう1年ぐらい前ですね。そのときすでに前回ツアーが始まってたから、「次のタイミングで声をかけられたらいいね」って話してたんです。
岩下:ああ、嬉しいですね。
横山:そう。だから俺、今こうして岩下さんの隣に座ってるだけで無理なんですよ。すっと自分のスタイルを貫いてるところがカッコいいんですよね。ゆらゆら帝国へのリスペクトも感じるし。そういうバンドが今あんまりいないから、“見つけてしまった!”と思って。
──横山くんは、ゆらゆら帝国も大好きですもんね。
岩下:あ、そうなんだ?
横山:そうなんです。だから嘘つきバービーが解散したとき、めっちゃショックだったんですよ。“またひとついいバンドが終わっちゃったな”って。そのあと、Twitterでニガミ17才を結成したことを知って、今日、対バンができた。“俺、音楽続けてて良かったな”と思ってます。
──ニガミ17才としては、対バンに誘われてどう思いましたか?
岩下:ジャンル的には全然違うバンドだと思ってたから、まさか呼ばれるとは思ってませんでした。でも、対バンに呼んでもらったからには、ここにいる全演者8人でひとつのハコを作りあげるっていうことだから、それに対してワクワクしてましたね。
岩下:僕、たまたま感覚ピエロが出てた『Love music』(4月28日放送回)を見てて。
秋月:「O・P・P・A・I」ですね。
岩下:だから、今日聴けてうれしかったんですけど(笑)、テレビを見たときは「西尾さん(アキレス健太)の体、きれいー!」って思ってたんですよ。
アキレス健太(Dr):ありがとうございます。
滝口大樹(B):ある種、生で拝めたわけですね。
岩下:キン消し(キン肉マン消しゴム)と同じバランスですよね(全員笑)。……えっと……何の話でしたっけ?
──感覚ピエロの印象です(笑)。
岩下:あ、そうか。ライブを見るまでは、あんなに“お客さんと一緒に盛り上がろうぜ”みたいなイメージはなかったんですよ。もっと“自分のスタイルでやるのかな?”と思ってたけど。そこは僕らと共通してるなと思いました。
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