ブルース・スプリングスティーン、5年ぶり新作リリース「宝石箱のようなアルバム」
ブルース・スプリングスティーンのニュー・アルバム『ウェスタン・スターズ』が6月14日に発売されることが決定した。2014年の『ハイ・ホープス』以来およそ5年ぶり、通算19作目となるオリジナル・アルバムだ。
◆ブルース・スプリングスティーン画像、動画
同新作には、書き下ろしの新曲計13曲を収録。1960年代終わりから70年代初めにかけてのサザン・カリフォルニア・ポップ・レコードにインスパイアされた作品で、ハイウェイと荒涼とした空間、孤立感とコミュニティ、家庭や希望の不変性といったアメリカ的なテーマを広く網羅した内容になっているそうだ。ニュージャージーにあるスプリングスティーンの自宅スタジオで主に録音され、追加録音はカリフォルニアとニューヨークで行なわれたという。
『ハイ・ホープス』に続いてロン・アニエロが共同プロデューサーを務め、ベースやキーボードも担当。ジョン・ブライオン(celesta,moog,Farfisa organ)をはじめ20人以上のミュージシャンが参加しており、ゲストとして元Eストリート・バンドのデヴィッド・サンシャスや、現Eストリート・バンドのパティ・スキャルファ、チャーリー・ジョルダーノ、スージー・タイレルらも名を連ねている。ミキシングはトム・エルムハーストが手がけた。
スプリングスティーンは今作について「キャラクター主導型の曲と、広がりのあるシネマチックなオーケストラのアレンジを特徴としていた僕のソロ作品への回帰」としながら、「宝石箱のようなアルバムなんだ」と語っている。
この発表に合わせて、第一弾シングル「ハロー・サンシャイン」がリリースされた。YouTubeでは同曲のリリック・ビデオも公開されている。
ニュー・アルバム『ウェスタン・スターズ』|『Western Stars』
■CD:SICP6183 ¥2,400+税
■LP:SIJP86~7 ¥5,800+税(2枚組 輸入盤国内仕様 限定カラーヴァイナル)
※日本盤:解説・歌詞・対訳付
収録曲
1. Hitch Hikin’ / ヒッチ・ハイキン
2. The Wayfarer/ ザ・ウェイフェアラー
3. Tucson Train/ツーソン・トレイン
4. Western Stars/ウェスタン・スターズ
5. Sleepy Joe’s Café/スリーピー・ジョーズ・カフェ
6. Drive Fast (The Stuntman) /ドライヴ・ファスト(ザ・スタントマン)
7. Chasin’ Wild Horses/チェイシン・ワイルド・ホーセズ
8. Sundown/サンダウン
9. Somewhere North of Nashville / サムウェア・ノース・オブ・ナッシュヴィル
10. Stones/ストーンズ
11. There Goes My Miracle/ゼア・ゴーズ・マイ・ミラクル
12. Hello Sunshine/ハロー・サンシャイン
13. Moonlight Motel/ムーンライト・モーテル
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