ブライアン・メイ、『ボヘミアン・ラプソディ』監督擁護と解釈された発言に謝罪

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ブライアン・メイが、そのつもりはなかったが、性的虐待を疑われるブライアン・シンガー監督を擁護したと受け取られたTwitterでの言動について謝罪した。

◆ブライアン・メイ画像

クイーンの映画『ボヘミアン・ラプソディ』を監督(途中降板)したシンガー監督は、複数の少年への性的虐待、レイプ疑惑の渦中にある。

水曜日(1月23日)、これを懸念したファン(ユーザー名 sue.nlさん)が「Bri 彼のやったことを考えたら、あなたはブライアン・シンガーをアンフォローしないと。Thanks♥」とコメントしたところ、ブライアンは「余計なお世話だ。僕に指図するのは止めてくれ。それに、有罪が証明されるまではその男性もしくは女性は無罪だって事実をリスペクトすることを君は学ばなければならない」と返した。これを、ブライアンはシンガーを擁護したと解釈する人々もおり、物議をかもした。

翌日(24日)、ブライアンはこの発言は浅はかだったと、長文のメッセージをインスタグラムに投稿している。

「親愛なるみんなへ ― 僕は昨日、この女性への性急で浅はかな返信により自分が何をしてしまったのか気づき、衝撃を受け悲しくなった。 “返信”ボックスに彼女への謝罪を投稿したが、消えてしまったようだ ― だから、ここからもう一度やってみようと思う。明確にするために──」

「親愛なるSue 君の投稿に辛辣かつ軽率に返答してしまったことをとても申し訳なく思う。僕のあのレスは、誰かに自分の行動を指図されていると思ったのが原因だ。いまは、そう考えたのは完全に間違いだったと認識している。実際には、君は僕を守ろうとしていただけだ。それには感謝している。自分の言葉が及ぼした影響に気がつき、悔やんでいる。有罪だと証明されるまで無罪だと言うのが、ブライアン・シンガーを“擁護している”と解釈されるかもしれないなんて思っていなかった。そんなつもりは決してなかった。考えが甘かったんだと思う。なぜなら、インスタグラムで誰かを“フォローする”のは、その人を認めていると解釈される可能性があるとも思いつかなかったから。僕がブライアン・シンガーをフォローした唯一の理由は、僕らが彼とプロジェクトに取り掛かっていたからだ。映画撮影中に彼が解雇されたとき、その状況は終わりを迎えたが、彼をアンフォローする必要があるとは全く思いつかなかった」

現在はすでにアンフォローしたと言い、「本当に申し訳ない。君をとても動揺させたに違いない。あのコメントを取り消せたらどんなにいいかと思うが、僕にいまできるのは謝罪しかない」

ブライアンはまた、気分を害した全ての人に謝りたいと続け、その意図はなく、これからはより慎重になると綴った。



様々な側面で波紋を呼んでいるシンガー監督の疑惑。『Variety』によると、アメリカの団体GLAAD(中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)は、彼らが主催するメディア・アワードで、『ボヘミアン・ラプソディ』をノミネーションの対象から外したという。

Ako Suzuki
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