【インタビュー】Lida&YURAサマ、「執着しないのがPsycho le Cémuというバンド」
■「今回のお芝居は、Psycho le Cému史上
■一番感動するし、泣くで」って自信満々でした
──「FANTASIA」の歌詞の中に、事件のことだと分かる一文があります。“破滅へと向かうあの世界 僕が終わらせた”という部分です。この歌詞をどう受け取りましたか? 本人から歌詞の説明はありましたか?
Lida:説明はなかったですけど。とにかく、同じ歌詞がものすごく送られてくるんで、どれが正解か分からないっていう(笑)。仮歌って僕が毎回入れているんですけど、歌ってみて“なるほど……”っていう感じでした。
──YURAサマはどうですか?
YURAサマ:僕はもう“消化した”って言ったらおかしいですけど。そんな感じなんですけど、本人的には“まだ言いたいことあるんだな”って(笑)。でもまぁ、本人だから言えること、本人だから説得力がある、そういうものってあると思います。
▲2017年<Doppelganger ~Next Generations~> |
YURAサマ:でも、“このネタはもうそろそろこれでよくね?”って僕は思ってますけどね(笑)。言っても結構前の話なんで。
Lida :来年がバンド結成20周年というひとつの節目なので、この楽曲を出して、また新しくっていう意味もあるんじゃないかなぁ。「FANTASIA」の“FAN”はやっぱ“ファン”ことなんですかね?
──そうかもしれないですね。
YURAサマ:それより、「FANTASIA」って幻想曲という意味なのに、歌詞はリアルっていう。
Lida:たぶんそういうことは全然考えてないと思う(笑)。
──ははははは。歌詞もすごいですが、 “愛=バラード”、“怒り=ロック”、“勇気=ポップ”という3パターンのアレンジがあるのもすごいです。このアイデアはDAISHIさん発信だったとか。
Lida:いろんな話をしている中で出てきてるんで、どっから始まったのかわからないんですけど、でもDAISHIですね。「たとえば、こんなんできひんの?」みたいな軽い感じで始まった気がします。
──アレンジはどういう風に決めていったんですか?
Lida:原曲を作ったのはAYA君なんですけど、それをポップなやつ、バラード、激しいやつみたいなイメージでDAISHIが振り分けたような。「seek、激しいやつやったら、ええんちゃうん?」みたいな。そういうノリでしたね。DAISHIからするとseekはずっと怒ってる人、そういうイメージなんじゃないですか(笑)。
──ははは。では、バラードのアレンジ担当は?
Lida:AYA君ですね。
──ポップのアレンジ担当は?
Lida:僕ですね。僕がアレンジしたポップなバージョンはAYA君の作った原曲に近い感じです。でも、他の二人が作ってくるものを聴いて、コードの当たり方をちょっと変えたり、違いを作っています。
──同じ曲を異なる3パターンで演奏するのはどうですか?
Lida:サオ (ギター/ベース)チームはキーが一緒なのに、コード進行が違ったりして、でもメロディーは全部一緒なんで大変です。
──ドラマー的には?
YURAサマ:ただテンポが違う、っていうところだけが救いです(笑)。あとは、違う曲って感覚で叩いているんで(笑)。実際、僕がレコーディングした時は歌もない状態だったから、違う曲のようでした。でも、ライヴでやる時はごちゃごちゃになるのはもう見えてますね。
Lida:確かに、そこだけは見えてるなぁ(笑)。
▲2018年<TOUR 2018 Doppelgänger ~ゲルニカ団 漆黒の48時間~> |
Lida:YURAサマはイメージ的に、今までとそんなに変わらないよね? RPGにいる感じだよね?
YURAサマ:まあ、いそうですよね。リーダーは忍者的な感じでしょ?
Lida:暗殺者的な感じだね、ボヤっとした立ち位置ですけど(笑)。忍者っていうと、国が違うので(笑)。でも、ヨーロッパな感じではないですよ。なので、他のメンバーとどういう絡み方をするのか、僕もちょっと楽しみなんです。
──ネタバレしない程度にどんなストーリーなのか教えていただけますか?
Lida:今まで通り、笑える部分もあるんですけど、DAISHI曰く「今回のお芝居は、Psycho le Cému史上一番感動するし、泣くで」って自信満々でしたから、相当なものでしょうね(笑)。
YURAサマ:「今までで一番泣く」って、これまで泣くようなやつあったっけ(笑)?
Lida:あったって! あったけど、今回はファンの人に一番響く内容になっているみたいです。「お芝居を考えている時に泣きそうになった」って言っていましたから。
──DAISHIさん本人が一番泣きたいのかもしれないですね。
Lida:そうですね。それで「FANTASIA」のコンセプトが5年ぐらい続いたらどうしよう(笑)。
YURAサマ:コンセプト自体は別にええけど、題材にしている内容は、もういいでしょって(笑)。
──ははは。来年で20周年ですから、再びフルスロットルで行ってほしいです。今後の展開はどんな風に考えていますか?
Lida:20年前と比べたら、インフラを含めて世界は大きく変化しましたけど、ブレずに、その時々のやり方を上手く取り入れられたら、バンドも曲も残っていくんだろうなと思ってるんで。僕らは僕らなりの見せ方で、やりたいものは崩さず、アンテナを張っていろいろなアイデアを見つけていきたいですね。
──YURAサマは?
YURAサマ:楽しくやっていきたいなと(笑)。自分たちで20年やって分かったこともあるんですけど、予想できないこと、分からないことがやっぱり大きい。新しい可能性を楽しみたいです。もちろん、もっと人気が出たらなっていうのはありますけど、何より楽しくやりたいです。
──とはいえ、売れることも大事ですよね?
YURAサマ:集客が増えたりCDがもっと売れると、単純にやれることが広がるんですよね。僕ら、ファンタジーの世界をやっているので、ある程度のお金がないとできないことが結構多いんですよ。そういう意味で売れたいんですよね。“もっとこういうことやれたらおもしろいんだよ”ってことがいっぱいあるし、僕らじゃないとできないこともあると思うので。
──常識破りの発想をしてきたPsycho le Cémuだけに、“僕らじゃないとできないこと”が気になりますが、どんなイメージなんでしょうか?
Lida:何かのテレビで観たんですが、スポーツ観戦って、今は会場に行かなくても自宅で味わえるらしいんですね。VRでもなければ3Dでもない。4Dのもう一個上みたいな感じで、観戦場所が自宅にバーチャルで作れるんです。これって最終的には音楽ライヴにも当てはまるんじゃないかなと思っていて。お客さんが会場に行かずして自宅でライヴをリアルに楽しめる。要は、お客さんを集めるという発想ではなく、僕らが拡散していろんなところに同時にいるっていう状態になるわけです。そういうことがゆくゆく実現されるであろうところに、先に目を付けておきたいですよね。
──なるほど。
Lida:それが夢物語であっても。そうしたほうがバンドにとっていいと思うし、おもしろいなって思えることはやりたいです。東京オリンピックの頃には世の中がもっと変わっているだろうし。でも、そこで爆発するためにも、今回の東名阪ツアー<FANTASIA>はしっかりと成功させたいと思っています。
YURAサマ:うまいシメだなぁ(笑)。
取材・文◎ジョー横溝
■東名阪ツアー<FANTASIA>
▼<FANTASIA~恋の幻想曲を探す物語~>
2018年12月8日(土) 名古屋ボトムライン
Open 17:30 / Start 18:00
▼<FANTASIA~怒りの幻想曲を探す物語~>
2018年12月9日(日) 大阪パルティッタ
Open 17:30 / Start 18:00
▼<FANTASIA~勇気の幻想曲を探す物語~>
2018年12月14日(金) Zepp DiverCity Tokyo
Open 17:00 / Start 18:00
▼チケット
楽天チケット https://ticket.rakuten.co.jp/music/jpop/visual/RTCYPLH
ローソンチケット http://ur0.work/Nbbp
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