【インタビュー後編】DAISHI [Psycho le Cému]、「“僕が終わらせた”──事件があっての歌詞も」

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■NEWS WEEKのランキングでは
■夏目漱石の真下でしたからね(笑)

──プライベートでもメンバーとご飯に行ったり?

DAISHI:全然行きますよ(笑)。誕生日会もしますもん。あとは年に一回はみんなで集まってバーベキューするし。でも、事件があってからですね、あれ以降です。

──やはり大変なところをみんなで乗り越えたっていう。

DAISHI:そうですね。僕自身としては、“乗り越えていただいた”っていう感じですけどね。長年一緒にいるので、みんなの性格もよく知ってますし。なにせ、Lida君は保育園から一緒ですからね。逆にLida君と二人っきりでは飲みには行けない、メンバーを介さないとなかなか話せない(笑)。もう付き合いが長すぎて、恥ずかしいんですよね、二人っきりになると。

▲2018年<TOUR 2018 Doppelgänger ~ゲルニカ団 漆黒の48時間~>

──さて、来年の20周年ですが、何か大きな企画などもあるのですか?

DAISHI:今のPsycho le Cémuをさらに大きくできたらなと、いろいろ計画を立てています。“僕が事件を起こさず、あのままPsycho le Cémuを続けられていたら、どうなっていたのか”への挑戦っていう感じですね。

──具体的には、ファンの数を増やすことですか?

DAISHI:観てもらう場を増やすっていうほうが近いかもしれないですね。それはライヴの本数を増やすだけではなく。最近、ファン以外の人に観てもらう機会も増え始めたので、そこも頑張りたいと思っています。この間、WaiveとMUCCとスリーマンツアー<MUD FRIENDS 2000〜2018>をやったんですけど、僕らのファンじゃない人の前でやるのもいいなと思ったんでよ。

──なるほど。でも、Psycho le Cémuは米国誌『NEWS WEEK』の“世界が尊敬する日本人100人”にも選ばれたことがあるのだから、国内ヴィジュアル系の枠を超えて、世界に向けて活動するという考え方もあると思うんですが。

DAISHI:僕は、Psycho le Cémuがアメリカでウケて、たくさんのお客さんが入っていた時から、“日本のファン、目の前のファンを楽しくできないのに、海外の人を楽しませることは難しい”と思いながらやってたんです。いつもライヴハウスに足を運んでいるような方が僕らのライヴを観て、“また行きたい”と感じてくれる、そういうところが一番大事だと思ってます。もちろんその先も大事なんですけど、もし海外からお声が掛かったら……実は今も結構声が掛かるんですけど、日本でちゃんと形にしてから海外に行きたいですね。

──でも、世界の誰かにアイデアをパクられる前に、アメリカやヨーロッパ、アジアに出て行くのも手だとは思いますが。

DAISHI:フランスの<ジャパンエキスポ>に行った時も、“あー、日本でやるより早いかな”って思ったことは正直あります(笑)。特にアメリカとかフランスは面白がってくれますね。KISSのジーン・シモンズから「一緒に写真を撮ってくれ」って言われたぐらいですから。しかも、ジーン・シモンズのFacebookかTwitterにその写真を載せていただいたり、“好きなバンド”として名前を挙げていただいたこともありましたし。

──“世界が尊敬する日本人”ですからね。

DAISHI:NEWS WEEKのランキングでは、夏目漱石の真下でしたからね(笑)。それより僕らは今、DA PUMPさんみたいになりたいですね(笑)。

取材・文◎ジョー横溝


■東名阪ツアー<FANTASIA>


▼<FANTASIA~恋の幻想曲を探す物語~>
2018年12月8日(土) 名古屋ボトムライン
Open 17:30 / Start 18:00
▼<FANTASIA~怒りの幻想曲を探す物語~>
2018年12月9日(日) 大阪パルティッタ
Open 17:30 / Start 18:00
▼<FANTASIA~勇気の幻想曲を探す物語~>
2018年12月14日(金) Zepp DiverCity Tokyo
Open 17:00 / Start 18:00
▼チケット
楽天チケット https://ticket.rakuten.co.jp/music/jpop/visual/RTCYPLH
ローソンチケット http://ur0.work/Nbbp


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