dps、『名探偵コナン』オープニング曲でビーイングよりメジャーデビュー

ロックバンドdpsが11月7日、シングル「タイムライン」でビーイングよりメジャーデビューを果たすことが発表となった。表題曲がアニメ『名探偵コナン』のオープニングテーマに起用されることも決定している。

◆dps (ディーピーエス) 画像

dpsは2017年に大阪で結成、地元テレビ局ではデビュー前にも関わらず取材や特集が組まれたほか、同年末にはTOWER RECORDS関西3店舗限定1st EP「Begins with Em」、2018年2月に2nd EP「いっそ全部ぶっ壊して、真っ逆さまに落ちていって」、6月には3rd EP「オレンジみたいな昼下がり」をリリース。これら3作はいずれも各店でインディーズデイリーチャート1位を獲得している。

結成から間もない彼らが多方面からの注目を集めてきたことには理由がある。バンド活動やコンポーザーとしての経験を重ねていた川村篤史(Dr)、関西のメタル／ハードロックシーンでソロギタリストとして名を轟かせていた森丘直樹、中世的なルックスでギタリストとして活躍したが、dpsよりベーシストに転身した安井剛志(B)。彼らは2016年、大阪を拠点に活動を続ける若手ミュージシャン達による“楽曲重視の質の高い作品を送り出そう”と始まったプロジェクト“d-project”に参加し、「d-project with ZARD」のアルバム制作に参加したプロのミュージシャンでもある。個々のプレイヤーとしての技量はもとより、作家としての実力も高い。そしてボーカルは、コンテストがきっかけでリハスタに出入りしていた当時18歳の木村涼介(Vo)が加わり、4人のメンバーが集結した。

バンド名の“dps”は前述の“d-project”から派生したもので、スペシャルなバンドを目指すという意味を込めて“d-project+special＝dps”が始動することとなる。

70～80’sロックを軸にした強固なリフとグルーヴィーなリズムが特徴的なdpsサウンドだが、メタル色の強い超絶ギターアレンジは特筆もの。それらバンドサウンドにのって、分厚いハスキーボイスとキレイな高音ボイスを巧みに操り、悩める現代人の心情を歌う木村が、3人の強者と堂々と渡り合い、フロントマンとし大きな輝きを放つ。4人全員が高身長でイケメンであれば、なおさら注目度も高まるというものだ。

前述したとおり、彼らのデビューシングル「タイムライン」は10月よりTVアニメ『名探偵コナン』のオープニングテーマに起用される。同曲は、“タイムラインばっか気にして迷い続けても 生きる意味さえ まだ見つけられない”現代をテーマとしたもの。ド肝を抜く超絶テクニックと高度な楽曲の力をもって混沌とした世の中に宣戦布告する一枚となる。

dpsは9月17日、地元･大阪の堂島リバーフォーラムで開催されるロックフェス＜DFT presents 音都 ON TO 〜NEO ROCK from KANSAI〜＞に出演することが決定している。次世代バンドが多数出演する同ロックフェスは入場無料とのことだ。