【インタビュー】ベイ・シティ・ローラーズ「本当に幸せを感じるよ」

2月にベイ・シティ・ローラーズの来日公演を控え、フロントマンのレスリー・マッコーエンがBARKSのインタビューに応えてくれた。1970年代から世界中で爆発的な人気を博した彼らだが、幾度かのメンバー交代／活動の停滞／再活動を経ながらも、2015年に再結成を果たし2016年、2017年と3年連続で来日公演を開催、盛況を博している。

◆ベイ・シティ・ローラーズ画像

──2017年はベイ・シティ・ローラーズにとって多忙な一年となりましたね。

レスリー・マッコーエン：素晴らしい1年を過ごさせてもらったよ。1月の初めにニュー・アルバムに取り掛かりはじめて、それから日本やオーストラリアなどにツアーへ行った。イギリスでもいくつも公演をこなしたし、ヨーロッパのフェスにも出演してアイルランドでツアーを終えたんだ。それからは、アルバムの仕上げに取り掛かっていたんだよ。

──オーストラリアでも大盛況となっていますが、イギリス国外のファンをも魅了している所以は何だと思いますか？

レスリー・マッコーエン：オーストラリアではいくつも公演を行って、たくさんの人たちが来てくれたね。僕はベイ・シティ・ローラーズのオリジナルのボーカリストなわけで、多くの人たちにとって10代の頃のサウンドトラックだったんだ。僕たちは世界的にも成功したから、海外のお客さんたちが僕の音楽を通して若かりし頃を思い出したいって感じるのは自然なことなんだと思う。

──日本公演は2018年で4年連続となるわけですが、日本のオーディエンスに期待していることはありますか？


レスリー・マッコーエン：僕たちがお互い完全に満足がいくなんてことはないわけだけど、僕に何を望んでいるかは分かっているよ。それは“若かりし頃の音楽を聴くこと”なんだ。僕はきちんとそれに応えられてると思う。彼らはいつだって僕を歓迎してくれるからね。

──今回の来日公演にアラン・ロングミュアーは帯同しないようですが、それはなぜですか？

レスリー・マッコーエン：アランとパフォーマンスするのは楽しいけど、彼は他のプロジェクトにも携わっていて、僕のタイトなツアー・スケジュールに対応できないんだ。そういう理由で今回は参加していないんだよ。

──前回は日本でスペシャルなカラオケ・パーティーが行われましたが。今年も何か特別な予定はありますか？

レスリー・マッコーエン：あれは本当にご褒美のようだった。ファンの人たちと普段のコンサートでは分かち合えないような音楽や瞬間を共有できたからね。今年は、東京湾をクルージングする予定なんだ。もうチケットは完売してしまったけれど、素晴らしいものになると思うよ。東京湾を背に何曲か歌うのも楽しみだな。

──世界中でパフォーマンスを行なっているわけですが、国ごとのファンに違いはありますか？


レスリー・マッコーエン：いくつかの国では、楽曲を何曲か入れ換えることがあるんだけど、日本のファンはあらゆるベイ・シティ・ローラーズの曲を好きでいてくれるんだよ。だから日本では、僕たちは自分たちの楽曲を何だってプレイできる。それって本当にありがたいことだよ。

──ベイ・シティ・ローラーズは、ザ・ビートルズ以来最も成功を収めたグループとして語られることも多く、熱烈なファンに囲まれていましたが、現在までにファンとの関係性に変化はありましたか？

レスリー・マッコーエン：僕は今でもファンの人たちと素敵な関係性を築いているけど、彼らとの繋がり方はかなり変わったと思うな。今の方がはるかに親密だよ。僕のツイッターやフェイスブックをチェックしてみてよ。動画を撮ったりして世界中のファンといつも交流しているんだ。信じられないよね。

──ファンから受け取るプレゼントの中で、どんなものが1番嬉しく感じますか？


レスリー・マッコーエン：どんなプレゼントにも感謝しているけど、正直なところ僕のコンサートに来てくれるのが1番のプレゼントだよ。ステージでパフォーマンスして、ファンの人たちがコンサートを楽しんでくれているのを見ていると本当に幸せを感じることができる。それこそがみんながくれる最高のプレゼントだよ。

──2018年も忙しそうですね。

レスリー・マッコーエン：早くニュー・アルバムを完成させてリリースしないとね。