伝説のルーフトップ・コンサートのオールローズ・テレキャスターを再現、ジョージ・ハリスンのシグネイチャーモデル限定発売

ザ・ビートルズ伝説のルーフトップ・コンサートで使用されたオールローズ・テレキャスターを再現したジョージ・ハリスンのシグネイチャーモデル「George Harrison Telecaster」が登場。SUMMER NAMM 2017で発表され、発売が待たれていたモデルがついに国内発売となった。
◆ジョージ・ハリスン シグネイチャーモデル~画像~
今でも世界中の音楽ファンの記憶に刻まれている、1969年1月にイギリス・ロンドンで行われた、ザ・ビートルズ事実上のラストライプ「ルーフトップ・コンサート」。その伝説的なパフォーマンスでジョージ・ハリスンが使用したのが、オールローズ・テレキャスター。今回フェンダーから登場した「George Harrison Telecaster」は、当時の仕様と同じく木材はすべてローズウッドを採用し、ボディをくり抜くチェンバー加工によって軽量化されたシグネイチャーモデルとして完成した。
基となったオールローズ・テレキャスターは、1968年にフェンダーの弦楽器職人であるロジャー・ロスマイズルの考案により、フィリップ・クビキが製作を手がけた、フェンダーでは初めてとなるオール・ローズウッドで作られたテレキャスターだった。ジョージ・ハリスンは1960年代後期のレコーディングなどでこのオールローズ・テレキャスターを使用し、名作を数々を奏でている。そして、最も有名なのが前述の「ルーフトップ・コンサート」での伝説的なパフォーマンスだ。
その伝説を作り出したギターが約50年の時を経て、ハンドクラフトで丁寧に再現され、最先端の弦楽器製作技術を盛り込みながら、2016年のFENDER CUSTOM SHOP製よりも手に取りやすい価格で甦った。
「このローズウッド・テレキャスターはこれまで踏み込んだことのない領域に挑戦し、高い技術力を結集させた、他に類を見ないような素晴らしいギターとなりました。このギターは未来のフェンダー・エレクトリックギターにおけるプロトタイプともなり得るほどのものです。」と語るのは、フェンダー製品の最高責任者であるジャスティン・ノーベル。
「ジョージ・ハリスンは、コンサートやアルバムでオールローズ・テレキャスターを使い、その類まれな才能や情熱を世界に知らしめました。私たちは今回、ジョージ・ハリスン・エステートの全面協力のもと、プロジェクトを実現することができたのです。このジョージ・ハリスンの創造的なプレイスタイルから、次世代のアーティストがインスピレーションを得て、自分の音楽を探求し、表現することができればと願っています。」


よりモダンで軽量、手に取りやすい価格を実現しながら、オール・ローズウッドでしか得られない独特のトーンとクラシカルなルックスを兼ね備えた本モデル。チェンバー加工による軽量化と豊かな生鳴りを実現、9.5インチラジアスのラミネート指板を採用し、ネックプレートにはジョージ・ハリスンが自身のアルバムジャケットなどにも使っていたオーム・シンボル(ジョージ・ハリスンが生前に影響を受けていたと言われるヒンドゥー教においてすべての根源となる聖音を表すシンボル)が施されている。
製品情報
価格:350,000円(税別)
出荷日:2017年10月18日
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