【NAMM SHOW】ジョージ・ベンソン、40th記念モデルをお披露目

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カルフォルニアのアナハイムで行われた世界の楽器ショー<NAMM SHOW 2017>にて、アイバニーズ・ブースにジョージ・ベンソンが登場、「George Benson Signature 40th Anniversary 記者会見」が行われた。

◆ジョージ・ベンソン画像

1977年からジョージ・ベンソン・モデルを制作してきたアイバニーズとのエンドース40周年を記念したもので、今回お披露目されたのが、「George Benson Signature 40th Anniversary GB40TH」である。記者会見では、登壇するや「こんにちは、お元気ですか?少しだけ日本語が話せます」と初っ端から陽気なスピーチで会場を温めた。

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40年前にこの素晴らしい会社と共同開発を始め、様々なことを学んできました。まずアイバニーズを知ったキッカケの話をしましょう。アメリカンヒストリーに名を残してきた素晴らしいギタリスト…フィル・アップチャーチがシカゴに来たある日、「ジョージ、新しい会社がギターを作るんだけど、その会社は日本の会社なんだ」とアプローチしてきたんだ。

俺は「日本の会社?よく知らないなぁ」って答えた。そしたら彼が「この会社の製品はとても素晴らしいんだよ」って言うもんだから楽器店に行って実際にギターを試奏したんだ。凄く良い作りでノックアウトされたよ。すぐに彼らにあいたいなって思った。ちょうどアルバム『WEEKEND IN L.A.』を作るところだったんだ。

後日、彼らは俺のショーに来てくれた。バックステージに来て「Mr.ベンソン、我々はあなたと一緒に共同開発をしたいんです」と言って来た。「君らは誰なんだい?」って聞いてみたら「我々は、アイバニーズというブランドを作っている星野楽器です」って。「おお!君らのギターを知っているよ。でもアイバニーズにはオリジナルモデルがないよね?」って言ったら「何かアイディアがありますか?」と聞いてきたから「Oh Yeah、アイディアはあるよ」って。それで一緒にやることになった。



そうしてIbanez GB-10、そしてGB-20が発表された。日本に紹介された時は俺はまだ新人でね、当時いつかは俺の名前のギターが欲しいなと思っていたから、ものすごく恩義を感じているんだ。彼らはずっと俺を信用してくれた。俺とアイバニーズはお互い助け合いながらサバイブし、一緒に成長してきたんだ。アメリカのギター業界やギタリストに多大な影響を与えたことは、凄く誇り高きことだよ。

アイバニーズは、パット・メセニーやジョー・パス、スティーヴ・ヴァイをはじめたくさんのアメリカのギタリスト達にとって欠かせないブランドだよ。今日皆がここに来てくれたことを嬉しく思い感謝します。そしてアイバニーズが私のヒストリーを作ってくれたことにも深く感謝してます。

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スピーチとともに、40thアニバーサリーモデルGB40THも披露され、アイバニーズからはジョージへ感謝の意を表したトロフィーが贈られた。




取材・映像写真:Sayaka Shiomi
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