【速レポ】モンパチフェス<WWW!! 16>、10-FEET「オレらより数が790も多いから尊敬してます」
最高に気温の上がる午後の時間帯に登場したのは10-FEETだ。TAKUMA(Vo&G)、NAOKI(B&Vo)、KOUICHI(Dr&Cho)の3人がステージに上がると、その場の温度をさらに高めるかのような大歓声が湧き起った。
◆<What a Wonderful World!! 16> 10-FEET 画像
オープニングナンバーは潮風そよぐビーチサイドのステージにぴったりの「風」。フェス常連バンドらしく、あっという間に観客を引きこみ、会場をひとつにする。
まだ1曲目だというのに、突然「ありがとうございました。10-FEETでした。また会いましょう!」と、一瞬オーディエンスを戸惑わせてから、間髪入れずに「アンコールはじめます」と2曲目の「RIVER」へ。「うちなー!」「美ら島ー!」とうちなーぐち(沖縄の方言)を交えたコール&レスポンスで煽りまくる。
「以上です。また会いましょう。ありがとうございました!」とTAKUMAが再び。しかし「ダブルアンコールはじめます」と進める彼らの新スタイル(!?)に場内から笑いが起きる。
「あかんで、おまえら。絶対そのまま海に飛び込むやろ(笑)。携帯をポケットに入れたまま飛び込むなよ」とオーディエンスとのやりとりを楽しみしつつ、「STONE COLD BREAK」へ。会場の興奮は最高潮となり、あちらこちらで人間の波や渦ができる。頭上すぐの位置を飛行機が横切るが、騒音がまったく気にならないほどの爆音に数千人が酔いしれた。
「ありがとうございました。10-FEETでした。ラスト!」ともう何度目かわからない別れのMC(笑)の後に始まったのは「1sec.」だ。“ゆったりのんびり”といった南国の風土とはまったく逆を行くような疾走感あふれるメロディに加え、笑いどころ盛りだくさんのMCで関西代表バンドとしての圧倒的な存在感を見せつける。油断すれば振り落とされるほどのすさまじいテンポと、それに必死でついていくオーディエンスの一体感が素晴らしい。強い陽射しが注ぐマングースステージの温度はもはや灼熱だ。
10-FEETが地元京都で主催するフェス<京都大作戦>にはMONGOL 800が出演していることから、「交換留学生のような間柄」とTAKUMAがその関係について語った。「モンパチ、ありがとう。オレらより数が790も多いから尊敬してます」とジョーク交じりのMCにもモンパチへの惜しみないリスペクトが感じられた。
しかし唐突に、「言いにくいことがあるんですけど……」と前置きした後にTAKUMAがこう続ける。
「僕ら、19年活動してるんですけど、来年20周年を迎えるので、その……20周年のツアーが終わったら……10-FEETの10とFEETの間のハイフン(-)をちょっとだけ伸ばそうと思ってます」──TAKUMA
一瞬息を呑んだオーディエンスから堰を切ったように大爆笑が巻き起こった。緊張から緩和への反応に満足げなTAKUMAは、まるでイタズラ好きの子供のよう。20年たっても変わらない新人バンドの無邪気さと純粋さがこのバンドの魅力でもあると改めて実感した。そして、ライヴは最新シングル「アンテナラスト」から「その向こうへ」。その前のMCでのTAKUMAの発言が秀逸だった。
「いろいろあると思うけれども、まあエッチラオッチラやっていこう。きっと普段の生活や日常は……オレの日常はみんなわからんやろうし、オレもみんなの日常わからんから、“ええことあるよ”とか適当なこと言えへんけど。知らんもん同士だからこそ、適当なことを言い合ったり励まし合ったりできる。そういうのもこういうときだからこそできると思うんよ。忘れられないこと、忘れたくないけど忘れなあかんこと、「その向こうへ」!」──TAKUMA
「その向こうへ」のシンガロングが沖縄の青い空をどこまでも突き抜ける。そして、7曲目は本当のラストソングだ。「オレ、沖縄大好きやからね。沖縄の人のノリもようわかっとるし。京都にも来てね。沖縄のノリを本土に見せたって」と沖縄への愛を込めて、「goes on」では会場中が一斉に飛び跳ね、島を揺らした。沖縄フェス史上類を見ない、長い長いアンコールが終始会場を盛り上がらせた。
取材・文◎普天間伊織
撮影◎(c)WWW16 OFFICIAL
1. 風
2. RIVER
3. STONE COLD BREAK
4. 1sec.
5. アンテナラスト
6. その向こうへ
7. goes on
■<MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!16>
11月6日(日) 沖縄県 豊見城市 豊崎 美らSUNビーチ 特設会場
開場 11:00 / 開演 13:00 / 終演21:30(予定)
▼チケット
全自由 各1日券 7,800円(税込) / 2日通し券 15,000円(税込)
6歳以上有料。チケットをお持ちの保護者1名様につき、未就学のお子様1名まで入場無料
▼11/5(土)出演者
MONGOL800 / うないぐみ / 氣志團 / 佐野元春&THE COYOTE BAND / サンボマスター / スチャダラパー / SPECIAL OTHERS / 10-FEET / 東京スカパラダイスオーケストラ / 夏木マリ / BRAHMAN / 紫 / 奢る舞けん茜 / Churashima Navigator / DOZAN11 / DOBERMAN / NAMBA69 / MIGHTY CROWN / Monster Rion / U-DOU&PLATY / ヨースケ@HOME wit ウクレレジプシー / Buheeen(OA)
▼11/6(日)出演者
MONGOL800 / オルケスタ・デ・ラ・ルス Guestアルベルト城間(ディアマンテス)、宮沢和史 / THE King ALL STARS / SiM / チャットモンチー / Dragon Ash / ねごと / 真心ブラザーズ / RIZE / RIP SLYME / レキシ / WANIMA / 赤土 / 浅草ジンタ / サイプレス上野とロベルト吉野 / Sweet Hollywaiians / Tomoyuki Tanaka (FPM) / トレモノ / PORTRIVERS / 山嵐 / RYUKYUDISKO / Civilian Skunk(OA)
◆モンパチフェス BARKS特設サイト
◆MONGOL800 オフィシャルサイト
◆MONGOL800『Pretty good!!』特設サイト
◆MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!16
この記事の関連情報
10-FEET、バンド史上屋内最大規模のライブ映像作品を12月発売決定。全31曲・約2時間半のライブ+ドキュメンタリー映像も
【速レポ】モンパチフェス<WWW!!24>2日間を締め括ったMONGOL800の底力
【速レポ】モンパチフェス<WWW!!24>HYDE、「めんそーれ!台風は曲げときました」
【速レポ】モンパチフェス<WWW!!24>SPECIAL OTHERS、マングースステージのフィナーレに“とっておきのプレシャスな瞬間”
【速レポ】モンパチフェス<WWW!!24>WWW!! Special Session Sami-T(fr Mighty Crown) Presents “Musical Gathering”「狂った世の中、音楽でバイブスをアゲていこうよ 」
【速レポ】モンパチフェス<WWW!!24>クレイジーケンバンド、「マジリスペクト! Big Up! イイネ!」
【PHOTO GALLERY】モンパチフェス<WWW!!24>道ジュネー・栄口区青年会
【速レポ】モンパチフェス<WWW!!24>MONGOL800 × WANIMA、最高のコラボ「今日一番騒げ!」
【速レポ】モンパチフェス<WWW!!24>レキシ、ビーチに揺れる稲穂「沖縄ありがとう!モンパチありがとう!」