スティング、17年ぶりにロック・アルバムを発表
スティングが、ニュー・アルバム『57th & 9th』をリリースする準備を進めているそうだ。ロック色の濃いサウンドだと言い、この種のアルバムは1999年の『Brand New Day』以来となる。
◆スティング画像
彼は新作について「ここしばらくのものに比べロックの要素が強い。このアルバムは僕がやっていること全てのオムニバスのようなものだ。でも、エネルギッシュな面が主力になっていると思う」と『Rolling Stone』誌に話した。
アルバムのタイトルは、彼がスタジオへ入る際、毎日渡っていた交差点に由来するという。トラッキングリストの詳細はまだ明かされていないが、収録曲の1つ「50,000」は、プリンスが亡くなった週に作ったそうだ。「死の存在を意識するようになった。とくに僕の歳になるとね。僕は64だ。カルチャーのアイコンが亡くなるとき、僕らみんな、どれだけショックを受けるかってことに言及している。プリンス、デヴィッド(・ボウイ)、グレン・フライ、レミー…、彼らはある意味、僕らの神だ。だから、彼らが亡くなるならば、僕らは自分たちの不死について問わねばならない。ロック・スターとしての僕でさえもね。そして、過剰なほどの自信なんて結局意味がないんだって実感するのは、ほろ苦いとこだよ」
スティングは現在、ピーター・ガブリエルとのジョイント・ツアー<Rock, Paper, Scissors>を開催中。7月24日までひと月に渡り、北米で24公演が開かれる。先週、ガブリエルの「Shock The Monkey」をスティングが歌うライブ映像が公開された。
Ako Suzuki