【冬だ一番MAX祭り！ その15】「一緒に・・・」で見せたシャイなMAX、「今ではカメラに突っ込んで行くのに（笑）」

デビュー20周年を迎えるMAXが、12月23日に3枚組全45曲入りというボリュームのベスト盤『MAXIMUM PERFECT BEST』をリリースする。ということで、MAXの歴史を本人たちに思う存分語ってもらうこの企画『冬だ一番MAX祭り！』。今回は“踊らないMAX”にチャレンジした名曲「一緒に・・・」。

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（15）一緒に・・・　：1999年11月24日 発売

── 次は「一緒に・・・」です。

NANA：ここで!?　「銀河の誓い」の後ですか？

LINA：“カッパ”から「一緒に・・・」にいったんだね（笑）（※前回記事『【冬だ一番MAX祭り！ その14】「銀河の誓い」が好きになれたのはみんなのおかげ』を参照）。「一緒に・・・」は良かったな～。踊らないのはなんて楽なんだろうと思って（笑）。私たちは年中歌とダンスで汗だくだったから、こんなに清々しい自分を演じられたのは初めてでした。

MINA：でも、レコーディングはけっこう大変でした。イントロのサビ頭から始まる雰囲気が何回録っても違う違うと言われて。最終的には事務所の社長もレコーディングに来てくれて、指導のもと最終テイクを録りました。何テイク録ったかわからないくらい録り直したんですけど、何が違っているのかもわからなくて、リズムを強くしてみたり弱くしてみたり、いろんなパターンを録っても、違う違うって言われて。

NANA：スタッフの力の入れ方がすごくて、この曲はMAXに絶対歌わせたい！ って言ってくれていたんです。いろいろ大変でしたね。

── 前作の「銀河の誓い」までは8センチのシングルで細長いジャケットだったのですが、このシングルからマキシシングルになっていますね。

MINA：ああそうだ！ すっごく嬉しかったもん！ 周りのアーティストがマキシになり始めてた時に、「私たちはいつマキシシングルになるの？」って思っていたのを覚えています。写真がドンっと大きくなったのを見た時には嬉しかったよね。

NANA：それまではジャケット写真がほとんど縦の構図にしかできなかったからね。

LINA：四人いるから縦にしたときの収まりが難しかった（笑）。

── そしてMAX初のバラードシングルとなりました。ファンの反応はどんなものでしたか。

NANA：ファンの人たちの反応はいつもどおり受け入れてくれている感じだったんですけど、どちらかというとファンではない人たちからの反応がすごくて、「あの曲はいいね」とよく言われました。

LINA：特に男性から好評で、好き好き言われていました。

NANA：このミュージックビデオの暖炉の前でのシーンが楽しかった～。みんな自由にいつものMAXみたいな感じで遊んでって言われて、15分くらいおしゃべりしながらゲームしてるところを撮ってもらったんです。


LINA：じゃんけんしてました（笑）。「どっち隠す、こっち隠す」とか言ってね（笑）。

── 夏のイメージが強かったMAXから初のウィンターソングとなり、新しい一面を見せることに成功しましたね。

NANA：でも、この曲で“踊らないMAX”として初めてテレビに出た時はすごく緊張しました。私たちは今まで激しくダンスしていたので、顔がじっくり見えるということがなかったんですよ。だから、カメラで撮られている時に手持ち無沙汰というか、どうしたらいいんだろうって思いました。照れくさくて目を伏せちゃうんですよ。

LINA：カメラを見ることができなかったよね（笑）。

MINA：カメラが慣れなくてね～。前向いてるけどカメラ見ていないとかね。

LINA：意外とシャイなんですよ。

MINA：今ではカメラに突っ込んで行くのに（笑）。

NANA：そこからちょっとずつ、踊っていない時はもっとこうしようとか、表情でも歌を表現する努力もしなきゃなと思いましたね。

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