スカパラ、メキシコにてゲスト出演。6万3000人を魅了

11月12日、東京スカパラダイスオーケストラが、メキシコで行なわれたアルゼンチン出身のモンスタースカバンド ロスファブロス・キャデラックスのライブにゲスト出演した。

今回の出演は、スカパラのメキシコでの活躍とライブパフォーマンスが、ロスファブロス・キャデラックスのメンバーの目に止まったことから決定。当日、ライブ会場であるスタジアム”Foro Sol”に集まった観客は約6万3000人。ゲスト出演にも関わらずスカパラは大きな歓声と拍手で迎えられ、メキシコでも人気がある「5 days of TEQUILA」や「DOWN BEAT STOMP」で観客を沸かせた。



また、MCで谷中敦（Baritone Sax）は「Somos TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA！ Venimos a Mexico para to car con ellos、Los Fabulosos Cadillacs！」とオーディエンスに語り出す。MCの日本語訳は以下のとおり。

「東京スカパラダイスオーケストラです！ ロスファブロス・キャデラックスととやるためにメキシコに来ました。音楽は参加する人間全員が勝つゲームです。SKAでクレイジーになるためにエネルギーを交換しよう！ 次に演奏する曲は日本で誰もが知る有名な曲です。その歌詞は、“どんなに辛いときも上を向いて歩こう。涙がこぼれないように。”というものです。聴いてください。」


そして披露されたのは、坂本九の「上を向いて歩こう」のカバー。スカパラが初めてメキシコでライブを行ったのは、2011年の東日本大震災の直後。＜Vive Latino＞という南米最大のフェスに出演し、今回の会場と同じForo Solのスタジアムでライブを行なった。その時、メキシコの観客達が日本の国旗を掲げ応援してくれた光景をよく覚えている、とその後のインタビューでメンバーは語る。


スカパラは帰国後にニューシングルのリリースをひかえている。12月9日（水）に発売されるニューシングル「嘘をつく唇」は、ゲストボーカルに片平里菜を迎え、久しぶりの女性ボーカル×スカパラサウンド。どこか“妖艶”で“気怠い”片平里菜のヴォーカルが見事にマッチした、スカパラ流ノスタルジック・スカチューンに仕上がっている。またDVDには「嘘をつく唇」のミュージックビデオと、今年開催された＜トーキョースカジャンボリー2015＞のドキュメント映像が60分収録される。