ジョン・アンダーソン「いまだイエスの一員のような気がする」
イエスがロック殿堂入りの候補に挙がったが、元フロントマンのジョン・アンダーソンはもし殿堂入りすることになったら、是非とも彼らにジョインしたいそうだ。
◆ジョン・アンダーソン画像
アンダーソンは「そうなったら、素晴らしいね」と『Billboard』誌に語った。「おかしいことに、イエスを辞めたって気がしてないから。心情的には、僕はいまでもイエスの一員だ。バンドをスタートした直後に、僕は、イエスというものは僕らを超越した存在なんだって悟った。誰がバンドにいるかは関係なく、僕らが生み出す音楽のエネルギーなんだ」
「“イエスにいないってどんな感じ?”って訊かれるけど、僕はまだイエスにいる気がしている。いつもイエスの音楽のことを考えているし、イエスが生み出した最良のものはいまだ健在だ。「Heart Of The Sunrise」「Awaken」、僕がバンドにいたとき作るのを手伝った音楽はまだ生きている。たくさんの人たちと心を通わせている」
イエスが殿堂入りの候補に挙がるのは、2年前に続き2回目。ファンとしては、クリス・スクワイアが元気なうちに殿堂入りして欲しかったことだろう。
アンダーソンは、スクワイアが亡くなる前に連絡を取ったという。「とにかく彼に感謝したかったんだ。彼がいなかったら、いまの僕はいない。それは事実だ。僕ら、音楽の面でブラザーなんだって同意したよ」
2016年度殿堂入りするアーティストは12月に発表される。今回候補に挙がったのは、イエス、シカゴ、チープ・トリック、ディープ・パープル、ザ・カーズ、ジャネット・ジャクソン、N.W.A.、ナイン・インチ・ネイルズ、ザ・スミス、チャカ・カーン、シック、The J.B.’s、ロス・ロボス、スティーヴ・ミラー、スピナーズの15組。2016年4月にセレモニーが開かれる。
Ako Suzuki