パブリック・イメージ・リミテッド、ニューアルバム登場
パブリック・イメージ・リミテッドが10thアルバム『ホワット・ザ・ワールド・ニーズ…(原題:WHAT THE WORLD NEEDS NOW…)』を2015年9月4日にリリースする。17年振りの新作として話題となった前作『ディス・イズ・PiL』(2012年)以来のアルバムだ。
◆パブリック・イメージ・リミテッド画像
今回の新作は、スティーヴ・ウィンウッド所有のレコーディング・スタジオ“ウィンクラフト”で2014年にレコーディングされたもので、全11曲収録。日本盤にはボーナス・トラックを1曲収録予定だという。アルバムの発売に先駆けて8月21日にリード・シングル「ダブル・トラブル(原題:ダブル・トラブル)」が10インチ・アナログ盤シングルで発売される。PiLの新しいアルバムに関してのジョン・ライドンからおメッセージは以下のとおりだ。
「在庫がある間に今すぐ買うように」──ジョン・ライドン
『ホワット・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ…』はバンドによる自主制作盤で、PiL Officialから発売され、日本ではユニバーサル ミュージック合同会社を通じて販売される。ニュー・アルバム発売と合わせて、PiLはイギリスとヨーロッパを回る計23公演からなるコンサート・ツアーを9月18日グラスゴーからスタートさせる。イギリス/ヨーロッパ・ツアーの後にはアメリカ・ツアーも予定しているという。
現在のパブリック・イメージ・リミテッドのメンバーは以下のとおり。
ジョン・ライドン:セックス・ピストルズのフロント・マンを務めた後、1978年にパブリック・イメージ・リミテッド(PiL)を結成したライドンは、以来、グループでの活動の傍ら、ソロ名義の作品や他アーティストとの共演作を発表してきた。彼はテレビにも出演しており、昨年には2作目となる自伝"ANGER IS AN ENERGY: MY LIFE UNCENSORED"を発表した。
ルー・エドモンズ:かつてザ・ダムドでギターを担当していたルーは、さまざまな楽器を操ることができる。PiLには1986年に加入。翌1987年のアルバム『HAPPY?』で演奏し、『9』では曲作りにも貢献し、PiLのサウンドをより多様性に富んだものにした。
ブルース・スミス:ザ・ポップ・グループのドラマーでかつてザ・スリッツにも在籍したブルースは1986年に、PiLにパーカッショニストとして迎えられ、『HAPPY?』及び『9』に参加した。ブルースのドラマーとしての手腕は高く評価されており、その独創性はPiLの音楽でも十二分に発揮されている。
スコット・ファース:ベーシストをはじめ、多彩な楽器を演奏するスコットは、スティーヴ・ウィンウッド、ジョン・マーティン、エルヴィス・コステロなど、ジャンルを問わず、トップ・クラスのさまざまなミュージシャン/グループと共演を重ねてきた。
Public Image Ltd 2012(C)Paul Heartfield(left to right: Bruce Smith, John Lydon, Scott Firth, Lu Edmonds)
パブリック・イメージ・リミテッド『ホワット・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ…』
日本盤同時発売予定+ボーナス・トラック収録予定。その他詳細未定。
1.Double Trouble
2.Know Now
3.Bettie Page
4.C'est La Vie
5.Spice of Choice
6.The One
7.Big Blue Sky
8.Whole Life Time
9.I'm Not Satisfied
10.Corporate
11.Shoom
◆パブリック・イメージ・リミテッド・オフィシャルサイト
◆パブリック・イメージ・リミテッド・レーベルサイト