【ライブレポート】堀込泰行、キリンジ脱退後初ワンマン「今日はたくさんありがとうございます」

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堀込泰行のワンマンライブ<YASUYUKI HORIGOME LIVE2014>の東京公演が7月18日、TSUTAYA O-EASTにて開催された。

◆堀込泰行 <YASUYUKI HORIGOME LIVE2014>TSUTAYA O-EAST公演 画像

キリンジでのラストステージから約1年4ヵ月。堀込泰行として初ワンマンとなったこの日は、バンドメンバーに伊藤隆博(Key)、沖山優司(B)、青山陽一(G)、辻凡人(Dr)を迎え、5人編成で行われた。そして堀込泰行の登場に、彼のステージを楽しみに待っていた観客からは大歓声と拍手が沸き上がる。

「どうもこんばんは。今日はたくさんありがとうございます。昔から来てくれている人も初めて来た人もいるかと思うので、古い曲から新しい曲まで万遍なくやっていこうと思います。じっくり聴いてください」

そんな冒頭のMCどおり、ステージでは新曲に加えてキリンジ時代の楽曲や、キリンジと並行して活動していたソロプロジェクト“馬の骨”からの楽曲も繰り広げられた。ハスキー&ウィスパーな堀込の歌声と心地よく響くバンドアンサンブルに観客は身を委ね、体を揺らす。過去曲ではイントロが流れるたび、“待ってました”といわんばかりの歓声が。一方、この日披露された新曲4曲は、多様な音要素をはらむ卓越したポップスはそのままに、これまでよりもどこか開放感のあるイメージが印象的であった。

中盤のMCでは「あまり長く休んでいると“死んだ説”が出るので、友人のライブに出演して新曲を披露してきました」とソロ活動のスタートを話し、会場を笑わせたが、「MCって難しいですよね。特に一人になると」としながら話を続ける。

「今、ミサワホームのCMで(「いついつまでも」)が流れているのですが、これでやっと家族に報告できます。(キリンジ脱退して)家族は心配していたんですけど、大手企業のCMで息子の声が流れているってことで、やっと実家に帰れます」

そんなMCでさらに会場を和ませながら、終盤にかけてめくるめく音世界とそこから見える情景を存分に届けてくれた。アンコールを含め全23曲。最後は「これからもよろしく」という意味を込めた楽曲を披露し、ライブは終了した。約2時間半というたっぷりのステージだったが、それでもまだ“もっとずっと聴いていたい”と思わせてくれるのはさすがのパフォーマンス。彼の次の展開を楽しみにしながら、また至福の時間を味あわせてくれることを期待したい。

なお、堀込泰行は、7月24日に同ワンマンライブの大阪公演をumeda AKASOにて開催する。この模様はニコニコ生放送で生中継されることも決定している。今回の初ワンマンに足を運べない全国のファンは必見だ。

Photo by 立脇卓(TAKU TATEWAKI)


ニコニコ生放送 「YASUYUKI HORIGME LIVE 2014」@大阪・umeda AKASO
7月24日(水) 開場:18:30 開演:19:00
※当日の状況で開演時間が遅れる可能性があります。予めご了承ください。
http://live.nicovideo.jp/embed/lv185852125
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<YASUYUKI HORIGOME LIVE2014>
7月24日(木) umeda AKASO
OPEN18:00 / START19:00
バンドメンバー :伊藤隆博(Key)/沖山優司(B)/青山陽一(G)/辻凡人(Dr)

◆堀込泰行 オフィシャルサイト
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