【ライブレポート】斉藤和義、最後の国立競技場でも“これぞ斉藤和義” ── <JAPAN NIGHT> DAY1

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5月28日、国立競技場最後の音楽イベント<SAYONARA 国立競技場 FINAL WEEK JAPAN NIGHT>の初日“Yell for Japan”公演が開催された。斉藤和義のライブレポートをお届けする。

◆斉藤和義 <SAYONARA 国立競技場 FINAL WEEK JAPAN NIGHT> 画像

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“Yell for Japan”公演も、すでに後半戦へと突入。観客の体感温度も上がり、大団円に向かって一気に駆け上っていく。そこで登場したのが斉藤和義だ。

ギターを手にした斉藤和義の1曲目は、印象的なイントロに続く「やさしくなりたい」。もはや貫禄すら感じる佇まい。太い芯の通ったメッセージを観客に向かって歌いかける。ペンライトによって真っ赤に染められた客席。やさしくなりたいという、ギスギスした今だからこそ心に優しく響く言葉が印象的だ。

「すごい人ですね。その持ってる棒は、どうして一斉に色が変わるんですか?」

そんな斉藤の疑問に笑いが起こる。そして実際に色を変えてもらい、(遠隔操作の)ペンライトの謎がわかった様子。

そしてギターをエレクトリックに持ち替えて始まったのが、これぞ斉藤和義の「歩いて帰ろう」。ノリの良いリズム、コミカルながらも深い意味を持つ歌詞。のびのびと演奏し歌う斉藤和義は、実に気持ちよさそう。身体を左右に揺すってノリを受け止める観客もニコニコ笑っているのがわかる。

「またねー。」

手を振ってあっさりと帰っていくのも、また斉藤和義らしい。

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5月29日の<JAPAN NIGHT>は、『Japan to the World』をコンセプトに「世界の人々に、日本の姿と日本の音楽の力を知ってほしい」という主旨のもと、SEKAI NO OWARI、Perfume、MAN WITH A MISSION、L'Arc-en-Cielの海外での活動に積極的なアーティスト4組が登場する。

チケットは、「当日引換チケット」および「当日券」が発売中だ(ステージの全体及び演出の一部が見えにくい場合がございます、あらかじめご了承下さい)。


◆JAPAN NIGHT オフィシャルサイト
◆BARKS JAPAN NIGHT 特設ページ
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