THE KIDDIE・揺紗、異色の“ヴィジュアル系 meets アニソン”カバーコンピに参加
久々のシングル「emit.」が発売中のTHE KIDDIE。2013年末に行われたツアー<ギラ冬ファンタジア>で育てた楽曲を収録したこの最新作に続き、4月16日には早くも次回作「1414287356」の発売が決定している。
また、ヴォーカルの揺紗は、5月14日にリリースが決定している奇跡のコラボ・ユニットによる、異色の“ヴィジュアル系 meets アニソン”カバーコンピ『V-anime Collaboration -femme-』への参加が決定。DaizyStripperの風弥とのコラボで『ふしぎの海のナディア』の主題歌「ブルーウォーター」をカバーする。
2014年に入ってから、精力的に活動をしているTHE KIDDIEの面々だが、4月27日(日)からは仙台HooKからスタートする全国4ヶ所を回るツアーも決定。3月15日からチケット一般発売を控え、「emit.」「1414287356」、春のツアーへの思いをメンバーに聞いた。
◆THE KIDDIE~拡大画像~
――久々のリリースでもあり、色んな意味で新境地が詰まっているシングル「emit.」ですが、作品として意識したことは?
揺紗:「emit.」以外の曲に関しては各々作曲者のイメージする新規開拓の色がうかがえるかな。「emit.」は新境地というよりはそれに向けて、今一度原点に戻ったような曲になったと思います。ただ、ベースとなったものは王道ですが、アレンジでいろいろ展開したり、一筋縄ではいかないところから、これまでの活動の意味を感じていただけたらなって思います。
――「emit.」は、ユウダイくん作曲ですね。さっき、揺紗くんが「今一度原点に戻った」って言ってましたが作ったときはどうでした?
ユウダイ:ワンコーラスまではメロディーもアレンジも完全に降ってきました。その先の展開はバンドでアレンジして行く中でできましたが、間奏のコード感やシタールを使った雰囲気作りはずっとやりたかったことなので、色々上手くはまりました。
――音が変わったということでは、この曲の低音はカッコいいですね。
そらお:実はベースの録り方を今までとは変えて、アンプを鳴らすことでライヴに近い音を目指したんですよ。なので、今までの音源よりもライヴ感が出せたんじゃないかと思います。後は、今まではサビでは絶対に大人しいフレーズでメロを支えてきたんですが、今回は結構忙しく動いていて。歌詞の雰囲気や曲の世界観をうまく引きたてることができたので、サビはお気に入りです。
――サビには、「愛してると言って」っていう印象的なフレーズも出て来ますしね。この部分が特に頭に残ります。
揺紗:大事なことはちゃんと言わなきゃ伝わらないぜ、ってことだけがいいたかったんですよ。伝え合うって難しいですよね、本当に。
――「MONSTER」は佑聖くん作曲ですが、ブレイクにはモンスターみたいな雄叫びも入っていて、とても「らしい」一曲ですね。
佑聖:とにかくヘヴィーな四つ打ちの曲を作りたくて。曲名が「MONSTER」なんで、シンセの音色もブレイクのところでモンスターの雄叫びのような音を作ったり。あとはハッとするような展開が欲しかったので、間奏では思いっきりメタルを取り入れてみました。レコーディングの時も、とにかくヘヴィーに聴かせたいというところに重点を置いていたので、スネアの音作りや、ベースの音作りにも積極的に立ち会ったんですよ。
そらお:そうそう。佑聖くんの頭の中でベースの音ができ上がっていたので、レコーディングの音作りの際に隣に呼んで色々話を聞きながら作っていきました。これも初めての試みでしたね。
――「ライナー」は2013年末のツアーのラストで演奏していましたが、透明感があって、とてつもない切なさを感じる曲ですね。
揺紗:この曲は歌詞から生まれたんですよ。テーマは「絶望」。何も生み出せなくなること。それが僕にとっては絶望ですね。ここにいちゃダメだ。そんな衝動に駆られながら書きました。
ユウダイ:悲しい詩を揺紗から受け取ったので、いろんな覚悟や気持ちをもってこの曲を作りました。今はまだ語れない、気持ちに整理がついてないことが、この曲にたくさん込められています。
――「funnybunny」が淳くん作詞作曲というのはちょっと意外でした。
淳:リズムセクションを簡単に作って、そこからベースのフレーズを適当に鍵盤で弾いてるうちに形になったので、このままだと歌以外で生の楽器が無くなると思い、ギターを入れました。詞に関しては、小悪魔の要素のある女子をウサギとして、主人公が振り回されたり、追いかけなきゃいけなくて大変、だけど惚れたからには仕方ないという内容です。それに個人的な視点ですがお酒やクラブのイメージを混ぜたんですよ。
――4月16日にはもう次回作「1414287356」のリリースが決定していますね。
揺紗:はい。これぞTHE KIDDIEの新境地っていう感じになっていますので、乞うご期待です。
ユウダイ:全てをぶっ壊す「超反則」な曲なんですよ。
佑聖:「1414287356」は、THE KIDDIE初の和を取り入れた曲なのですが、ドラムやベースが打ち込みであったり、シングルとしては初挑戦だらけな曲なんです。曲をかっこよく引き立たせられるのなら、バンドとしての大事な部分をここまで削れるのはTHE KIDDIEなら有りだし、俺らにしかできないと思えるそんな曲です。
そらお:これだけ長い活動をしてきているのにもかかわらず、今までの自分達の作品の中にはない、新しくてかっこいいことができた。って自分で自信を持って言える、そんな作品です。
――春のツアーが決まっていますが意気込みをお願いします。
佑聖:リリースの期間が空いたぶん、俺らが放出するのは「emit.」だけじゃ足りないんですよ。だから、春のツアーでどんな放出が待っているのか楽しみにしててください。
淳:本数が少ないので、内容が濃い、満足してもらえるようなライブを目指して仕上げていくので、ぜひ遊びに来てほしいですね。
そらお:ライヴでは新しいことを常に取り入れているので、自分でも表現の仕方をギリギリまで考えて、みんなにかっこいい形で見せます! だから春のツアー、参加できる所には、ぜひ足を運んでもらいたいです!
取材・文●大橋美貴子
「emit.」
【Atype】CD+DVD AVCD-48938/B ¥1,800+税
[CD]
1_emit.
2_MONSTER
3_ライナー
[DVD]
emit.(Music Clip)
【B type】CD only AVCD-48939 ¥1,500+税
1_emit.
2_MONSTER
3_ライナー
4_funny bunny
「1414287356」
【A type】CD+DVD AVCD-48975/B ¥1,800+税
[CD]
1.1414287356
2.全てはこの掌の中に
3.蝕
[DVD]
1.1414287356 (Music Clip)
【B type】CD only
AVCD-48976 ¥1,500+税
1.1414287356
2.全てはこの掌の中に
3.蝕
4._イデオロギー
『V-anime Collaboration -femme-』
2014.5.14(wed) Release
TKCA-74059★¥2,857+税
【収録曲・参加アーティスト】
01. Kaya×涼平(メガマソ)
「ムーンライト伝説」(美少女戦士セーラームーン)
02. 桜井青(cali≠gari)×那オキ(THE BEETHOVEN)
「NIGHT OF SUMMER SIDE」(きまぐれオレンジ☆ロード)
03. 昴(Royz)× 風弥(DaizyStripper)
「JOINT」(灼眼のシャナ)
04. 谷本貴義[SPECIAL GUEST]×那オキ(THE BEETHOVEN)
「プラチナ」(カードキャプターさくら)
05. 団長(NoGoD)×MiA(MEJIBRAY)
「薔薇は美しく散る」(ベルサイユのばら)
06. HAKUEI(PENICILLIN)×風弥(DaizyStripper)
「残酷な天使のテーゼ」(新世紀エヴァンゲリオン)
07. 夕霧(DaizyStripper)×MiA(MEJIBRAY)
「ゆずれない願い」(魔法騎士レイアース)
08. 揺紗(THE KIDDIE)×風弥(DaizyStripper)
「ブルーウォーター」(ふしぎの海のナディア)
09. yo-ka(DIAURA)×涼平(メガマソ)
「オレンジ 」(とらドラ!)
10. 米倉千尋[SPECIAL GUEST]×咲人(NIGHTMARE)
「フェアリーテイル~約束の日~」(FAIRY TAIL)
11. RYO:SUKE(WING WORKS)×涼平(メガマソ)
楽曲未定
<THE KIDDIE SPRING TOUR 2014>
4月27日(日) 仙台HooK
5月02日(金) 名古屋ell FITS ALL
5月03日(土) 大阪RUIDO
5月09日(金) TSUTAYA O-WEST
【チケット一般発売日】2014年3月15日(土)
◆THE KIDDIEオフィシャル・サイト
◆V-ANIME オフィシャルサイト
◆BARKSアニメチャンネル
また、ヴォーカルの揺紗は、5月14日にリリースが決定している奇跡のコラボ・ユニットによる、異色の“ヴィジュアル系 meets アニソン”カバーコンピ『V-anime Collaboration -femme-』への参加が決定。DaizyStripperの風弥とのコラボで『ふしぎの海のナディア』の主題歌「ブルーウォーター」をカバーする。
2014年に入ってから、精力的に活動をしているTHE KIDDIEの面々だが、4月27日(日)からは仙台HooKからスタートする全国4ヶ所を回るツアーも決定。3月15日からチケット一般発売を控え、「emit.」「1414287356」、春のツアーへの思いをメンバーに聞いた。
◆THE KIDDIE~拡大画像~
――久々のリリースでもあり、色んな意味で新境地が詰まっているシングル「emit.」ですが、作品として意識したことは?
揺紗:「emit.」以外の曲に関しては各々作曲者のイメージする新規開拓の色がうかがえるかな。「emit.」は新境地というよりはそれに向けて、今一度原点に戻ったような曲になったと思います。ただ、ベースとなったものは王道ですが、アレンジでいろいろ展開したり、一筋縄ではいかないところから、これまでの活動の意味を感じていただけたらなって思います。
――「emit.」は、ユウダイくん作曲ですね。さっき、揺紗くんが「今一度原点に戻った」って言ってましたが作ったときはどうでした?
ユウダイ:ワンコーラスまではメロディーもアレンジも完全に降ってきました。その先の展開はバンドでアレンジして行く中でできましたが、間奏のコード感やシタールを使った雰囲気作りはずっとやりたかったことなので、色々上手くはまりました。
――音が変わったということでは、この曲の低音はカッコいいですね。
そらお:実はベースの録り方を今までとは変えて、アンプを鳴らすことでライヴに近い音を目指したんですよ。なので、今までの音源よりもライヴ感が出せたんじゃないかと思います。後は、今まではサビでは絶対に大人しいフレーズでメロを支えてきたんですが、今回は結構忙しく動いていて。歌詞の雰囲気や曲の世界観をうまく引きたてることができたので、サビはお気に入りです。
――サビには、「愛してると言って」っていう印象的なフレーズも出て来ますしね。この部分が特に頭に残ります。
揺紗:大事なことはちゃんと言わなきゃ伝わらないぜ、ってことだけがいいたかったんですよ。伝え合うって難しいですよね、本当に。
――「MONSTER」は佑聖くん作曲ですが、ブレイクにはモンスターみたいな雄叫びも入っていて、とても「らしい」一曲ですね。
佑聖:とにかくヘヴィーな四つ打ちの曲を作りたくて。曲名が「MONSTER」なんで、シンセの音色もブレイクのところでモンスターの雄叫びのような音を作ったり。あとはハッとするような展開が欲しかったので、間奏では思いっきりメタルを取り入れてみました。レコーディングの時も、とにかくヘヴィーに聴かせたいというところに重点を置いていたので、スネアの音作りや、ベースの音作りにも積極的に立ち会ったんですよ。
そらお:そうそう。佑聖くんの頭の中でベースの音ができ上がっていたので、レコーディングの音作りの際に隣に呼んで色々話を聞きながら作っていきました。これも初めての試みでしたね。
――「ライナー」は2013年末のツアーのラストで演奏していましたが、透明感があって、とてつもない切なさを感じる曲ですね。
揺紗:この曲は歌詞から生まれたんですよ。テーマは「絶望」。何も生み出せなくなること。それが僕にとっては絶望ですね。ここにいちゃダメだ。そんな衝動に駆られながら書きました。
ユウダイ:悲しい詩を揺紗から受け取ったので、いろんな覚悟や気持ちをもってこの曲を作りました。今はまだ語れない、気持ちに整理がついてないことが、この曲にたくさん込められています。
――「funnybunny」が淳くん作詞作曲というのはちょっと意外でした。
淳:リズムセクションを簡単に作って、そこからベースのフレーズを適当に鍵盤で弾いてるうちに形になったので、このままだと歌以外で生の楽器が無くなると思い、ギターを入れました。詞に関しては、小悪魔の要素のある女子をウサギとして、主人公が振り回されたり、追いかけなきゃいけなくて大変、だけど惚れたからには仕方ないという内容です。それに個人的な視点ですがお酒やクラブのイメージを混ぜたんですよ。
――4月16日にはもう次回作「1414287356」のリリースが決定していますね。
揺紗:はい。これぞTHE KIDDIEの新境地っていう感じになっていますので、乞うご期待です。
ユウダイ:全てをぶっ壊す「超反則」な曲なんですよ。
佑聖:「1414287356」は、THE KIDDIE初の和を取り入れた曲なのですが、ドラムやベースが打ち込みであったり、シングルとしては初挑戦だらけな曲なんです。曲をかっこよく引き立たせられるのなら、バンドとしての大事な部分をここまで削れるのはTHE KIDDIEなら有りだし、俺らにしかできないと思えるそんな曲です。
そらお:これだけ長い活動をしてきているのにもかかわらず、今までの自分達の作品の中にはない、新しくてかっこいいことができた。って自分で自信を持って言える、そんな作品です。
――春のツアーが決まっていますが意気込みをお願いします。
佑聖:リリースの期間が空いたぶん、俺らが放出するのは「emit.」だけじゃ足りないんですよ。だから、春のツアーでどんな放出が待っているのか楽しみにしててください。
淳:本数が少ないので、内容が濃い、満足してもらえるようなライブを目指して仕上げていくので、ぜひ遊びに来てほしいですね。
そらお:ライヴでは新しいことを常に取り入れているので、自分でも表現の仕方をギリギリまで考えて、みんなにかっこいい形で見せます! だから春のツアー、参加できる所には、ぜひ足を運んでもらいたいです!
取材・文●大橋美貴子
「emit.」
【Atype】CD+DVD AVCD-48938/B ¥1,800+税
[CD]
1_emit.
2_MONSTER
3_ライナー
[DVD]
emit.(Music Clip)
【B type】CD only AVCD-48939 ¥1,500+税
1_emit.
2_MONSTER
3_ライナー
4_funny bunny
「1414287356」
【A type】CD+DVD AVCD-48975/B ¥1,800+税
[CD]
1.1414287356
2.全てはこの掌の中に
3.蝕
[DVD]
1.1414287356 (Music Clip)
【B type】CD only
AVCD-48976 ¥1,500+税
1.1414287356
2.全てはこの掌の中に
3.蝕
4._イデオロギー
『V-anime Collaboration -femme-』
2014.5.14(wed) Release
TKCA-74059★¥2,857+税
【収録曲・参加アーティスト】
01. Kaya×涼平(メガマソ)
「ムーンライト伝説」(美少女戦士セーラームーン)
02. 桜井青(cali≠gari)×那オキ(THE BEETHOVEN)
「NIGHT OF SUMMER SIDE」(きまぐれオレンジ☆ロード)
03. 昴(Royz)× 風弥(DaizyStripper)
「JOINT」(灼眼のシャナ)
04. 谷本貴義[SPECIAL GUEST]×那オキ(THE BEETHOVEN)
「プラチナ」(カードキャプターさくら)
05. 団長(NoGoD)×MiA(MEJIBRAY)
「薔薇は美しく散る」(ベルサイユのばら)
06. HAKUEI(PENICILLIN)×風弥(DaizyStripper)
「残酷な天使のテーゼ」(新世紀エヴァンゲリオン)
07. 夕霧(DaizyStripper)×MiA(MEJIBRAY)
「ゆずれない願い」(魔法騎士レイアース)
08. 揺紗(THE KIDDIE)×風弥(DaizyStripper)
「ブルーウォーター」(ふしぎの海のナディア)
09. yo-ka(DIAURA)×涼平(メガマソ)
「オレンジ 」(とらドラ!)
10. 米倉千尋[SPECIAL GUEST]×咲人(NIGHTMARE)
「フェアリーテイル~約束の日~」(FAIRY TAIL)
11. RYO:SUKE(WING WORKS)×涼平(メガマソ)
楽曲未定
<THE KIDDIE SPRING TOUR 2014>
4月27日(日) 仙台HooK
5月02日(金) 名古屋ell FITS ALL
5月03日(土) 大阪RUIDO
5月09日(金) TSUTAYA O-WEST
【チケット一般発売日】2014年3月15日(土)
◆THE KIDDIEオフィシャル・サイト
◆V-ANIME オフィシャルサイト
◆BARKSアニメチャンネル
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