ジェイク・バグ「数学や国語は脳を使うが、音楽はハートとソウル」
ジェイク・バグが月曜日(2月17日)、音楽を勉強するティーンエイジャーのためにワークショップを開いた。ジェイク(19歳)は、自分とさして年が違わない高校生(16~18歳)10人を生徒に演奏の仕方や曲作りの特別授業を行ったという。
◆ジェイク・バグ画像
その中で、彼は学生時代、音楽の成績が良くなかったと明かした。「数学や国語は脳を使うが、音楽はハートとソウルから生まれる。俺がメディア・テクノロジー・コースを追い出されるのに4週間しかからなかった。インスピレーションなんて持ち合わせていない教師がいて、俺たちに実験させてくれなかった。自分はここにいたくないって悟ったよ。自分のやりたいことをやりたかった」
「俺は楽譜は読めないし、理論の試験には落ちた。だから俺の経験を見れば、音楽の理論なんて知っている必要ないんだってわかるだろ。大半の曲はふとしたことがきっかけで生まれる。曲はその辺を漂っている。それを引っ張り下ろして、ギュッと掴んじゃうような奴が必要なんだ」
試験に落ちようが、ジェイクの音楽に対する造詣は深い。それは「自分が好きなアーティストのルーツを知っておくべきだ」と考え実践しているからだろう。彼は尊敬するジミ・ヘンドリックスの名を挙げ「(ヘンドリックスの音楽を聴いたとき)感動したと同時にくじけた。自分が彼みたいにギターを弾けないのは明らかだったから。どのミュージシャンであれ、その人に夢中になったとき、俺はその音楽が生まれるのに影響を与えた人達をたどってみる。ヘンドリックスだったらブルースだ。ロバート・ジョンソンでありサン・ハウスだ」と話した。
ワークショップに出席したティーンエイジャーは、金曜日(2月21日)ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開かれるジェイクの公演にゲスト出演し「Broken」を歌うという。
Ako Suzuki, London