ジェイク・バグ、一層の輝きを増した、いぶし銀のような渋い光

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木曜日夜(1月31日)、“新世代のギター・ヒーロー”ジェイク・バグがロンドン、リージェント・ストリートにあるバーバリーの旗艦店でプレイした。バーバリーは2010年よりUKの(主に新人)アーティストのライヴ・パフォーマンスをフィーチャーした<Burberry Acoustic>音楽プロジェクトを行なっているが、フラグシップ・ストア内でライヴ・イベントを開くのはこれが初めて。バグの音楽は、1月にミラノで行なわれたバーバリーのファッション・ショーでも大きくフィーチャーされた。

◆ジェイク・バグ画像

彼のライヴは11月にも見ているが、この数ヶ月で大きく成長したようだ。朴訥で淡々と、音楽だけで勝負するパフォーマンスに変わりはないが、その表情や態度は以前より余裕があり堂々としているように見えた。10月にリリースしたデビュー・アルバム『Jake Bugg』は現在でもチャートの上位をキープ、そしてライヴを重ねてきたことによる自信のあらわれか、いぶし銀のような渋い光はさらに輝きを増し、サウンドもより鋭くなった。この夜はファンだけでなくファッション関係の招待客も多く、普段のギグとは勝手が違いやりづらい面もあったかもしれない。しかし、本物の才能はどこであれ通用するのだということを証明する機会となった。

ジェイク・バグは<Summer Sonic 2013>で来日する。この分だと夏までにどれほどまでに成長しているか楽しみだ。

<Jake Bugg, LIVE at 121 Regeng Street>のセットリストは以下の通り。

「Kentucky」
「Love me the way you do」
「Trouble town」
「Seen it all」
「Simple as this」
「Slide」
「Ballad of Mr Jones」
「Country song」
「Two Fingers」
「Taste it」
「Lightning bolt」
「Killing Floor」(ジミ・ヘンドリックス・ヴァージョンのカヴァー)

ジェイク・バグは、2013年のブリット・アワーズで最優秀新人賞にノミネートされている。UKの新しい才能を発掘、サポートするバーバリーの注目の音楽プロジェクト<Burberry Acoustic>は、オフィシャル・サイト(uk.burberry.com/store/acoustic)から観覧できる。


Ako Suzuki, London
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