【インタビュー】三浦大知と雑談をしよう。後編 「みんなの“気づき”になりたいですね」
2013年の年明けから「三浦大知のダンスリハ映像がすごい!」とSNSなどで話題となり、いまや最もホットなアーティストのひとりとなっている三浦大知。
そこで、そんな大知くんと“雑談”をして、さらにそれを記事化してみようという、ある意味、前代未聞な企画を先週に引き続いてお届けする。
肩の力を抜いて、雑談を横で聞いている感覚で、ぜひお楽しみください。
◆「三浦大知と雑談をしよう。前編」(前編から読んで、続けて以下の後編に入ると、この日の状況や大知くんの様子をつかみやすく、より楽しめます。)
◆ ◆ ◆
■ 映像作品『DAICHI MIURA "exTime Tour 2012"』
── DVD&Blu-ray『DAICHI MIURA "exTime Tour 2012"』が、リリースされましたね。この作品の内容に入る前に……(外側の)スリーブの紙質がいいですよね。
三浦大知(以下、大知):僕も思いました(笑)。紙質いいなぁ、って。
── これ、どっかで触ったことある質感だなって思ったら、「iPhone」とか「iPad」とか、アップル製品の外箱と同じ質感なんですよ。多分。
大知:あー! ほんとだ。そうですね! 今、言われて気づきました。
── アップルの製品って、亡くなったスティーブ・ジョブズが、外箱も含めてすごいこだわってたじゃないですか。なので大知くんもこの紙質にもこだわって?
スタッフ:こだわってます。
大知:(笑)僕はほんと、ひとりで作っているわけじゃなくて、周りの方に支えられて一緒に創っているので。だから僕も初めてこのパッケージを持った時に、「うわっ、すっごいいい紙ですねー。」って感じでした。でもやっぱりありますよね。持った時にちょっと気持ちが盛り上がる感じ。CDとかもそうですけど、ものとして盛り上がるものを作りたいな、って気持ちは常にあります。今回もあのケースで縦にしてDVDとBlu-rayで、ってのも、ちょっと珍しいかなって思いながら、パッケージの打ち合わせの時に話をさせていただきました。
── ライブDVD観させていただいて、あらためて、大知くんは間の取り方がすごい上手いなって。「Black Hole」とか「Lullaby」とかの音が消えるところとか。これダンスしてるからなのかなって思ったんですが。
大知:嬉しいですね。そこを言っていただいたことってあまりなかったので、嬉しいです。ダンスしているからっていうのは確かにあるかもしれないですね。
── あと、大知くんがすごいってのはそうなんですけど、何気に、周りのダンサーさんたちもメチャメチャ上手い、すごい人たちですよね。
大知:いや、自分で言うのもおかしいんですけど、うちのダンサーは日本一だと思ってます。世界に出してもまったく引けをとらない。はい。すごいんですよ。ほんとにもう、僕が好きなダンサーばっかりですね。今、(シングル「Right Now」のミュージックビデオなどでは)s**t kingzという4人組とやっていて。今でこそヨーロッパにツアーに行って教えたり、アメリカの大会で連覇したりしているんですけど。それも、昔、彼らがまだ世間に出てくる前とかに……僕が最初にバックダンサーをつけた時から一緒にやってくれているんですSHOTAってダンサーがいるんですけど、その人といろいろ話した時に、「こういうダンサーがいるんだよねー。」「すごいいいから。」って言われて。クラブとかにショーを観に行って「カッコいい」って思って、で、そこでオファーしたりとか。でもほんとに、自分が観て、カッコいいなって思うダンサーばっかり集めているので、もう自分としては天国ですよね(笑)。好きなダンサーたちに周りを固めてもらえて、「最高だな」って思います。その代わり、自分がそのぶん頑張んなきゃな、って。
■ 三浦大知がライブ中に“頷く”意味
── あとDVD観ながら……というか、ライブ観ながらも気になったんですけど、大知くんって、ライブ中にお客さんを見て“頷く”じゃないですか。あれはどういう意味なんですか?
大知:いや、「(みんな)いい顔してるなぁー!!」って(笑)。みなさんがいい顔してると、すごく嬉しくなるじゃないですか。で、自分も幸せな気持ちになって。そんな気持ちです。あと、自分自身が盛り上がってる時に頷いてることが多いですね。テンションが上がっている時のサインかもしれないです。「そうそう!」「それそれ!」って思いながら、とか。
── なるほど。ちなみにライブの時ってどんなこと考えてるんですか?
大知:……わかんないです(笑)。何、考えているんですかね。だからほんとに毎回、何を考えてライブしてたか思い出せないんですよね。別に次の流れをどうとかも考えないし。基本的には歌の中で生きている感じ……ですかね。だから、覚えていることは、客観的なもの……客観的というか、自分が思ったことより「みんながどうだったか」みたいなことのほうが覚えてますね。自分がこうだなって思ってたことを後々思い出すことってないかもしれないです。結構、無心でやれているような気がしますね。
── それもまた、「今は今しかない」って感じですね。
大知:そうですね。そういうふうに(「今は今しかない」と)思い始めてから、より、そう(無心に)なっていった気がします。
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