ティーネ、「人形焼き、次回は食べなくちゃ」

ポスト
ヨーロッパで活躍中のノルウェー出身、24歳の美人トランペッター、ティーネが2012年7月4日にアルバム『ストーリーテラー』で日本盤デビューを飾る。メジャー・デビューを控え、4月3日(火)新宿にてプレミアム・イベントが開催された。

ショーケースは新宿にあるドルチェ楽器、アーティストサロンで開催された。あいにくの悪天候にもかかわらず、メディア、プロモーター、CDショップ関係者、そして、抽選で選ばれた一般の音楽ファン、計約70名の観客が来場。15:00に開演、可愛らしいクリーム色のワンピースを着てステージに登場したティーネは「コンニチワ。ティーネデス」と日本語で挨拶した後、流ちょうな英語で「7月のCDデビューを控えて来日できてうれしいです。アルバムのタイトルは『ストーリーテラー』ですが、私自身がストーリーテラーとなって、トランペットで語りたいと思います。」と語った。

この日は、日本人ピアニスト浦壁信二のピアノ演奏とともに、世界中の歌曲11曲を披露した。

・グリーグ:山の娘 op.67
・R.シュトラウス:子守歌 op.41-1
・シベリウス:5つの歌 作品37より「日の出」「それは夢か」
・カントルーブ:オーヴェルニュの歌より「野原の羊飼いのおとめ」「女房もちはかわいそう」
・ワイル:愛してない…他

本人の言う「語るような」音色で、情感たっぷりな演奏と美しい姿で観客を魅了、演奏後のトークでは、ティーネと同世代で日本で最も活躍する女性トランペッター山崎千裕との対談により、トランペット演奏への思いを披露した。

「『ストーリーテラー』はパーソナルな思いがいっぱい詰まったアルバムです。私の想いや愛を感じて、皆さん各々楽しんで下さい。トランペットには、(力強いイメージがあると思いますが)弱音でリリカルにメロディーを聞かせられる側面があることを聴いてほしいです。」──ティーネ

日本は500万人もの吹奏楽経験者がいる吹奏楽大国と言われる国だが、それでも人口比率では4%にしか至らない。その点ノルウェーは、なんと人口の50%が吹奏楽経験者なのだという。そんな吹奏楽大国ノルウェーにおいて、10代でノーベル賞授賞式他国民的行事での演奏を行うという経験を持つティーネだけに、音楽ファンであれば必聴だ。

2006年に都内での1回かぎりのコンサートを行っていたため、今回が2回目の来日となったが、3月31日(土)に日本に到着し翌4月1日(月)はオフを取り、一緒に来日した友達と共に都内を周遊したとか。皇居や浅草を見て回り、渋谷ではショッピングを楽しんだという。渋谷ではiPhoneのキティちゃんのデコレーションカヴァーを購入し大喜び、24歳の女の子らしい一面も伺わせた。タワーレコード渋谷ではクラシックCDも購入。「浅草では周りの人たちが人形焼きを食べていて、不思議に思ったけど、そんな名物と思わなかったから今回は食べなかった。次回は食べなくちゃ。」とは本人談。

ティーネは4月4日(水)に都内のスタジオでアルバムのボーナス・トラックとなる楽曲をレコーディングし、5日(木)にノルウェーに帰国する。

◆ティーネ・オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報