<美空ひばりメモリアルコンサート>のグッズひとつにまで感じる、美空ひばりの魂
<美空ひばりメモリアルコンサート 「だいじょうぶ、日本!」~空から見守る 愛の歌~>が、11月11日に東京ドームにて開催される。
◆美空ひばり 画像(公演パンフレットより)、<美空ひばりメモリアルコンサート>グッズ 画像
日本の音楽シーンにおいて、今もなおその存在感を放ち続ける美空ひばり。戦後、突然表舞台へと現れた天才少女・美空ひばりは、その歌声で多くの人に勇気と希望を与え、戦後復興のシンボルのひとつとして数えられた。そして数多くの作品を世に発表し続け、常に日本歌謡界の第一線で活躍。1987年、病に倒れた際も「もう一度歌いたい」という強い信念で病魔と戦い、1988年に見事復活を遂げた。復帰公演であり、同時に東京ドームのこけら落とし公演でもあった<翔ぶ!新しき空に向かって>は、“不死鳥コンサート”と呼ばれ、その不屈の精神は、多くの人の胸へと刻み込まれた。
2011年は、美空ひばりの23回忌。しかし、3月11日に発生した東日本大震災と、それに起因した原子力発電所の事故によって、日本列島が大きな悲しみと不安、混乱に包まれた年でもある。今回のメモリアルコンサートは、そんな年だからこそ、美空ひばりの歌をもう一度耳にして、一度は病に伏しながらも、あきらめない強い気持ちを持ち、前を、そして夢を見続けた美空ひばりの姿勢と信念を思い出し、同時に戦後復興期の日本のように、いかなる困難に対しても希望と勇気を持ち続けて立ち上がろう、そして、親子三世代を歌で繋ぎ、いつまでも被災者の気持ちに寄り添い愛を贈り続けよう、という想いを発信するために開催される。
コンサートは、徳光和夫と藤原紀香を司会に、“三人娘”として人気を博した雪村いづみや、家族同然の付き合いだった中村メイコ(友情出演)といった美空の親友から、テレビでの共演をはじめ、公私ともに仲のよかった五木ひろし、郷ひろみ、小林幸子、近藤真彦、藤井フミヤ。そして美空に楽曲提供した船村徹や岡林信康。さらには、2011年の音楽シーンで圧倒的な人気を誇るEXILE、AKB48まで、直接的、間接的に美空ひばりに影響を受けたアーティストたちが出演し、美空ひばりが残した数々の名曲を歌い継ぐ。それは、美空の歌った作品たちが色褪せることなく愛され続けている証明であり、“不死鳥”美空ひばりの魂が今もなお生き続けていることの証明でもある。
また、会場では関連グッズも販売される。いわゆる“コンサートグッズ”だが、今回は、このアイテムひとつひとつにも、美空ひばりのこだわりやストーリー、想いがある。
まずは、全46ページにわたる「パンフレット」。前半約20ページは、1988年のコンサート<翔ぶ!新しき空に向かって>の写真を中心に構成。それらの写真とともに、美空ひばり自身の「あきらめない」「夢を追いかける」「復活を信じ努力する」といったメッセージを含む名言をセレクトし、テキストで表現する。昔からの美空ひばりファンも、初めて目にするような貴重な写真がきっと用意されているはずだ。そして後半は、美空ひばりの想いを継ぐ現代のアーティストたちの、このパンフレットでしか読む事のできない美空ひばりへの想い、コンサートに参加する意気込みなどを掲載。綴られた各アーティストからの美空ひばりに対する敬愛の念と、メモリアルコンサートに向けての真摯な姿勢からは、美空ひばりという存在の大きさを再認識させられる。可能ならば、開演前までに手にして、目を通しておきたい一冊だ。
そして緑色の「スティックライト」。昔からのファンならば忘れもしないだろう、1988年の東京ドームのこけら落し公演。観客は、緑色の光で不死鳥・美空ひばりの復活を称えた。当時販売されたスティックライトが緑色だったことから、同じ東京ドームで開催される本公演でも、この色のものが販売されることになった。
さらに、「てぬぐい風タオル」、「がまぐちポーチ」、「ストラップ」。これらアイテムには、“りんご”と“蝶々”、そして“藤色”の美空ひばりを象徴するものがあしらわれている(ちなみに“りんご”はもちろんヒット曲「りんご追分」、“蝶々”と“藤色”は、美空ひばりが大好きでコレクションしていたもの)。また、「てぬぐい」「がまぐち」「ストラップ」の3アイテムは、親から子へ、子から孫へ、世代を超えて美空ひばりの歌と精神を伝えていきたい、という想いから用意されたラインナップでもある。
これらグッズは、当日、東京ドーム22番ゲートにある特設テントにて販売(先行販売開始は14時スタート予定)。また、11月14日16:00からはmu-mo ショップでも販売される。
そして最後に、本コンサートの収益の一部は、東日本大震災復興支援のために寄付されることも発表されている。これもまた、長年にわたって日本赤十字に寄付を続けてきた美空ひばりの心を公演に反映させた取り組みのひとつだ。
「今の日本に、もし美空ひばりが生きていたら」。今回のメモリアルコンサートには、ステージに立つアーティストはもちろん、公演に関わる多くの人のそんな想いが散りばめられている。そしてその想いのひとつひとつは、空の上で大きな羽根を広げた“不死鳥”美空ひばりへとつながっているはずだ。
【コンサート情報】
美空ひばりメモリアルコンサート 「だいじょうぶ、日本!」~空から見守る 愛の歌~
日時:2011年11月11日 開場 16:00 / 開演 18:00
出演アーティスト:
AI / 五木ひろし / AKB48 / EXILE / 岡林信康 / 倖田來未 / 郷ひろみ / 小林幸子 / 近藤真彦 / 中村メイコ / HEATWAVE / 氷川きよし / 平井堅 / 平原綾香 / 藤井フミヤ / 船村徹 / ミッツ・マングローブ / 雪村いづみ / ゆず(50音順) 徳光和夫 / 藤原紀香
チケット:
全席指定 SS:10,000円 / S:8,000円 / A:6,000円 ※3歳以上有料 2歳以下は2名につきチケット1枚必要
※ また当日は、mu-moのTwitter(@mumo_20050615)が現場レポートをする……かも!?
text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
◆<美空ひばりメモリアルコンサート 「だいじょうぶ、日本!」~空から見守る 愛の歌~> 専用サイト
◆mu-moショップ
◆美空ひばり 画像(公演パンフレットより)、<美空ひばりメモリアルコンサート>グッズ 画像
日本の音楽シーンにおいて、今もなおその存在感を放ち続ける美空ひばり。戦後、突然表舞台へと現れた天才少女・美空ひばりは、その歌声で多くの人に勇気と希望を与え、戦後復興のシンボルのひとつとして数えられた。そして数多くの作品を世に発表し続け、常に日本歌謡界の第一線で活躍。1987年、病に倒れた際も「もう一度歌いたい」という強い信念で病魔と戦い、1988年に見事復活を遂げた。復帰公演であり、同時に東京ドームのこけら落とし公演でもあった<翔ぶ!新しき空に向かって>は、“不死鳥コンサート”と呼ばれ、その不屈の精神は、多くの人の胸へと刻み込まれた。
2011年は、美空ひばりの23回忌。しかし、3月11日に発生した東日本大震災と、それに起因した原子力発電所の事故によって、日本列島が大きな悲しみと不安、混乱に包まれた年でもある。今回のメモリアルコンサートは、そんな年だからこそ、美空ひばりの歌をもう一度耳にして、一度は病に伏しながらも、あきらめない強い気持ちを持ち、前を、そして夢を見続けた美空ひばりの姿勢と信念を思い出し、同時に戦後復興期の日本のように、いかなる困難に対しても希望と勇気を持ち続けて立ち上がろう、そして、親子三世代を歌で繋ぎ、いつまでも被災者の気持ちに寄り添い愛を贈り続けよう、という想いを発信するために開催される。
コンサートは、徳光和夫と藤原紀香を司会に、“三人娘”として人気を博した雪村いづみや、家族同然の付き合いだった中村メイコ(友情出演)といった美空の親友から、テレビでの共演をはじめ、公私ともに仲のよかった五木ひろし、郷ひろみ、小林幸子、近藤真彦、藤井フミヤ。そして美空に楽曲提供した船村徹や岡林信康。さらには、2011年の音楽シーンで圧倒的な人気を誇るEXILE、AKB48まで、直接的、間接的に美空ひばりに影響を受けたアーティストたちが出演し、美空ひばりが残した数々の名曲を歌い継ぐ。それは、美空の歌った作品たちが色褪せることなく愛され続けている証明であり、“不死鳥”美空ひばりの魂が今もなお生き続けていることの証明でもある。
また、会場では関連グッズも販売される。いわゆる“コンサートグッズ”だが、今回は、このアイテムひとつひとつにも、美空ひばりのこだわりやストーリー、想いがある。
まずは、全46ページにわたる「パンフレット」。前半約20ページは、1988年のコンサート<翔ぶ!新しき空に向かって>の写真を中心に構成。それらの写真とともに、美空ひばり自身の「あきらめない」「夢を追いかける」「復活を信じ努力する」といったメッセージを含む名言をセレクトし、テキストで表現する。昔からの美空ひばりファンも、初めて目にするような貴重な写真がきっと用意されているはずだ。そして後半は、美空ひばりの想いを継ぐ現代のアーティストたちの、このパンフレットでしか読む事のできない美空ひばりへの想い、コンサートに参加する意気込みなどを掲載。綴られた各アーティストからの美空ひばりに対する敬愛の念と、メモリアルコンサートに向けての真摯な姿勢からは、美空ひばりという存在の大きさを再認識させられる。可能ならば、開演前までに手にして、目を通しておきたい一冊だ。
そして緑色の「スティックライト」。昔からのファンならば忘れもしないだろう、1988年の東京ドームのこけら落し公演。観客は、緑色の光で不死鳥・美空ひばりの復活を称えた。当時販売されたスティックライトが緑色だったことから、同じ東京ドームで開催される本公演でも、この色のものが販売されることになった。
さらに、「てぬぐい風タオル」、「がまぐちポーチ」、「ストラップ」。これらアイテムには、“りんご”と“蝶々”、そして“藤色”の美空ひばりを象徴するものがあしらわれている(ちなみに“りんご”はもちろんヒット曲「りんご追分」、“蝶々”と“藤色”は、美空ひばりが大好きでコレクションしていたもの)。また、「てぬぐい」「がまぐち」「ストラップ」の3アイテムは、親から子へ、子から孫へ、世代を超えて美空ひばりの歌と精神を伝えていきたい、という想いから用意されたラインナップでもある。
これらグッズは、当日、東京ドーム22番ゲートにある特設テントにて販売(先行販売開始は14時スタート予定)。また、11月14日16:00からはmu-mo ショップでも販売される。
そして最後に、本コンサートの収益の一部は、東日本大震災復興支援のために寄付されることも発表されている。これもまた、長年にわたって日本赤十字に寄付を続けてきた美空ひばりの心を公演に反映させた取り組みのひとつだ。
「今の日本に、もし美空ひばりが生きていたら」。今回のメモリアルコンサートには、ステージに立つアーティストはもちろん、公演に関わる多くの人のそんな想いが散りばめられている。そしてその想いのひとつひとつは、空の上で大きな羽根を広げた“不死鳥”美空ひばりへとつながっているはずだ。
【コンサート情報】
美空ひばりメモリアルコンサート 「だいじょうぶ、日本!」~空から見守る 愛の歌~
日時:2011年11月11日 開場 16:00 / 開演 18:00
出演アーティスト:
AI / 五木ひろし / AKB48 / EXILE / 岡林信康 / 倖田來未 / 郷ひろみ / 小林幸子 / 近藤真彦 / 中村メイコ / HEATWAVE / 氷川きよし / 平井堅 / 平原綾香 / 藤井フミヤ / 船村徹 / ミッツ・マングローブ / 雪村いづみ / ゆず(50音順) 徳光和夫 / 藤原紀香
チケット:
全席指定 SS:10,000円 / S:8,000円 / A:6,000円 ※3歳以上有料 2歳以下は2名につきチケット1枚必要
※ また当日は、mu-moのTwitter(@mumo_20050615)が現場レポートをする……かも!?
text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
◆<美空ひばりメモリアルコンサート 「だいじょうぶ、日本!」~空から見守る 愛の歌~> 専用サイト
◆mu-moショップ
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