トニー・ベネット、チャリティ&誕生日記念イベントにはクリントンからオバマまで
10月5日に日本発売となるトニー・ベネットの『デュエッツII』が、一足先に全米リリースを迎えた。アルバム発売直前の9月18日にはNYのメトロポリタン・オペラ・ハウスでチャリティ&85歳誕生日記念イベントが行なわれ、ビル・クリントン元大統領、ヒラリー・クリントン国務長官、エルトン・ジョン、アレサ・フランクリン、ロバート・デニーロ、リチャード・ギア、ウーピー・ゴールドバーグ、エイミー・ワインハウスの両親ジェーン&ミッチ・ワインハウス夫妻他、そうそうたる面々が参加。そしてなんと現大統領のバラク・オバマからも特別なビデオ・メッセージが寄せられた。
◆「ボディ・アンド・ソウル」レコーディング映像
このイベントはトニー・ベネットの85歳の誕生日を祝すとともに、トニー・ベネット&スーザン・ベネデット夫妻設立のエクスプロアリング・ジ・アーツ(ETA)のチャリティ・イベントを兼ねたもの。ソールド・アウトとなったトニーのメトロポリタン・オペラ・ハウス初公演を皮切りに始まったこのイベントでは、トニーと妻のスーザンがニューヨーク市の公立高校の芸術教育を助成するために1999年に設立した非営利団体ETAが250万ドル(約1億9,250万円)の資金を集めた。
オープニングを飾ったビル・クリントン元大統領は、トニー・ベネットをステージに呼び上げる前に、誕生日の祝福メッセージを贈った。イベントにはヒラリー・クリントン国務長官も同席。トニー・ベネットのコンサートはアレサ・フランクリン、エルトン・ジョン等とのデュエット・パフォーマンスを披露するなど90分にわたり、数々のスタンディング・オベーションを受けた。
コンサート後リンカーン・プラザに設営されたテントで行われた夕食会では、バラク・オバマ大統領が特別に寄せたトニーへのビデオ・メッセージがオープニングを飾った。
「トニー、この60年以上ものあいだ、あなたの音楽は私たちの生活の一部となってきました。ミシェルと私は、ホワイトハウスじゅうに轟いたあなたの声をずっと忘れませんが、あなたが才能に溢れているだけでなく、常に素晴らしい勇気の持ち主でもあり続けてきたことも、皆さんには忘れずにいて欲しいと思います。あなたはヨーロッパの戦場で祖国のために戦いました。あなたはキング博士(マーティン・ルーサー・キングJr.牧師)本人と行進し、病気治療を助成したり、この国の学校に芸術をもたらしたりとご尽力されましたが、何よりも、持って生まれた才能で人の生活を豊かにするとはどういうことなのかを、身を持って示してくださったことに、いつまでも感謝します。ハッピー・バースデイ、トニー」──バラク・オバマ大統領
「トニー・ベネットは音楽業界で最も愛されている存在です」とコメントしたエルトン・ジョンがパフォーマンスを披露したイベントでは、アレック・ボールドウィンが司会を務めロバート・デニーロ、リチャード・ギア、ケイティ・クーリック、リージス&ジョイ・フィルビン夫妻、ハリー・ベラフォンテ、デニス・リアリー、ジェーン&ミッチ・ワインハウス夫妻、マリオ・クオモ元(ニューヨーク)州知事、ジョン・コーザイン元(ニュージャージー)州知事、レイチェル・レイ、スティーヴン・ヴァン・ザント(E Street Band)などの豪華絢爛な招待客が顔を揃えた。
9月24日(土)には更に凄いイベントが待ち構えている。ロサンゼルスのステイプルズ・センターで行なわれるイベントには、スペシャルゲストとしてマライア・キャリー、スティーヴィー・ワンダー、ジョン・メイヤー、キャリー・アンダーウッドらの出演が噂されている。
全米で9月20日発売された「デュエッツII」は、次週全米アルバム・チャートで初登場1位になると予測されており、実現すると85歳で初の全米1位獲得を果たすこととなる。最年長記録としてギネス世界記録なのでは?と関係者の間で期待が寄せられているところだが、長いキャリアを誇りながらも1962年に発売したアルバム『霧のサンフランシスコ』が全米アルバム・チャートの最高位5位、2006年に発売した『デュエッツ:アメリカン・クラシック』が最高位3位で、これだけの大物アーティストにもかかわらず一回も1位になった事がないという。
トニー・ベネットは、1926年にNYクイーンズで生まれ、1950年に米Columbiaレコードと契約。名門Columbiaレーベルでも最長在籍歴を保持するアーティストだ。1962年「霧のサンフランシスコ」が大ヒット(グラミー賞2部門受賞)。60年以上ものアーティストとしてのキャリア、100枚を超えるアルバムとグラミー賞生涯業績賞を含む15のグラミー賞を誇る(『パーフェクトリー・フランク(92)』、『フレッド・アステアを唄う(93)』、『MTVアンプラグド(95,二部門)』では3作連続グラミーを受賞)した。2006年生誕80年を記念したデュエット・アルバム『デュエッツ:アメリカン・クラシック』が全世界で300万枚を超える大ヒットを記録し、2007年ゴールデンタイムの特別番組「トニー・ベネット: アメリカン・クラシック」は7つのエミー賞を獲得。ビジュアル・アートも手掛けるトニー・ベネットのオリジナル絵画は、3作品がスミソニアン美術館の常設作品にもなっている。
『デュエッツII』
2011年10月5日発売
初回限定盤1CD+ボーナスDVD2枚組 SICP-3256~3257 ¥3,780
通常盤1CD SICP-3258 ¥2,520
※日本盤のみのボーナストラック2曲収録:「星に願いを with ジャッキー・エヴァンコ」「霧のサンフランシスコ with ジュディ・ガーランド」
※初回限定盤にはボーナスDVD付『デュエッツII-ザ・メイキング・オブ・ジ・アルバム』(日本語字幕付):本作のレコーディング風景や競演アーティストのコメントなどを収録。すべてのアーティストがトニー・ベネットと共にスタジオ入りし、ライヴ・レコーディングによる共演という形で制作。「スタジオで起こる奇跡がそのままパッケージ化」したと言われるその過程が明らかに。
◆公式Twitter「トニー・ベネッター」
◆トニー・ベネット・オフィシャルサイト
◆レコチョク「ボディ・アンド・ソウル with エイミー・ワインハウス」
◆「ボディ・アンド・ソウル」レコーディング映像
このイベントはトニー・ベネットの85歳の誕生日を祝すとともに、トニー・ベネット&スーザン・ベネデット夫妻設立のエクスプロアリング・ジ・アーツ(ETA)のチャリティ・イベントを兼ねたもの。ソールド・アウトとなったトニーのメトロポリタン・オペラ・ハウス初公演を皮切りに始まったこのイベントでは、トニーと妻のスーザンがニューヨーク市の公立高校の芸術教育を助成するために1999年に設立した非営利団体ETAが250万ドル(約1億9,250万円)の資金を集めた。
オープニングを飾ったビル・クリントン元大統領は、トニー・ベネットをステージに呼び上げる前に、誕生日の祝福メッセージを贈った。イベントにはヒラリー・クリントン国務長官も同席。トニー・ベネットのコンサートはアレサ・フランクリン、エルトン・ジョン等とのデュエット・パフォーマンスを披露するなど90分にわたり、数々のスタンディング・オベーションを受けた。
コンサート後リンカーン・プラザに設営されたテントで行われた夕食会では、バラク・オバマ大統領が特別に寄せたトニーへのビデオ・メッセージがオープニングを飾った。
「トニー、この60年以上ものあいだ、あなたの音楽は私たちの生活の一部となってきました。ミシェルと私は、ホワイトハウスじゅうに轟いたあなたの声をずっと忘れませんが、あなたが才能に溢れているだけでなく、常に素晴らしい勇気の持ち主でもあり続けてきたことも、皆さんには忘れずにいて欲しいと思います。あなたはヨーロッパの戦場で祖国のために戦いました。あなたはキング博士(マーティン・ルーサー・キングJr.牧師)本人と行進し、病気治療を助成したり、この国の学校に芸術をもたらしたりとご尽力されましたが、何よりも、持って生まれた才能で人の生活を豊かにするとはどういうことなのかを、身を持って示してくださったことに、いつまでも感謝します。ハッピー・バースデイ、トニー」──バラク・オバマ大統領
「トニー・ベネットは音楽業界で最も愛されている存在です」とコメントしたエルトン・ジョンがパフォーマンスを披露したイベントでは、アレック・ボールドウィンが司会を務めロバート・デニーロ、リチャード・ギア、ケイティ・クーリック、リージス&ジョイ・フィルビン夫妻、ハリー・ベラフォンテ、デニス・リアリー、ジェーン&ミッチ・ワインハウス夫妻、マリオ・クオモ元(ニューヨーク)州知事、ジョン・コーザイン元(ニュージャージー)州知事、レイチェル・レイ、スティーヴン・ヴァン・ザント(E Street Band)などの豪華絢爛な招待客が顔を揃えた。
9月24日(土)には更に凄いイベントが待ち構えている。ロサンゼルスのステイプルズ・センターで行なわれるイベントには、スペシャルゲストとしてマライア・キャリー、スティーヴィー・ワンダー、ジョン・メイヤー、キャリー・アンダーウッドらの出演が噂されている。
全米で9月20日発売された「デュエッツII」は、次週全米アルバム・チャートで初登場1位になると予測されており、実現すると85歳で初の全米1位獲得を果たすこととなる。最年長記録としてギネス世界記録なのでは?と関係者の間で期待が寄せられているところだが、長いキャリアを誇りながらも1962年に発売したアルバム『霧のサンフランシスコ』が全米アルバム・チャートの最高位5位、2006年に発売した『デュエッツ:アメリカン・クラシック』が最高位3位で、これだけの大物アーティストにもかかわらず一回も1位になった事がないという。
トニー・ベネットは、1926年にNYクイーンズで生まれ、1950年に米Columbiaレコードと契約。名門Columbiaレーベルでも最長在籍歴を保持するアーティストだ。1962年「霧のサンフランシスコ」が大ヒット(グラミー賞2部門受賞)。60年以上ものアーティストとしてのキャリア、100枚を超えるアルバムとグラミー賞生涯業績賞を含む15のグラミー賞を誇る(『パーフェクトリー・フランク(92)』、『フレッド・アステアを唄う(93)』、『MTVアンプラグド(95,二部門)』では3作連続グラミーを受賞)した。2006年生誕80年を記念したデュエット・アルバム『デュエッツ:アメリカン・クラシック』が全世界で300万枚を超える大ヒットを記録し、2007年ゴールデンタイムの特別番組「トニー・ベネット: アメリカン・クラシック」は7つのエミー賞を獲得。ビジュアル・アートも手掛けるトニー・ベネットのオリジナル絵画は、3作品がスミソニアン美術館の常設作品にもなっている。
『デュエッツII』
2011年10月5日発売
初回限定盤1CD+ボーナスDVD2枚組 SICP-3256~3257 ¥3,780
通常盤1CD SICP-3258 ¥2,520
※日本盤のみのボーナストラック2曲収録:「星に願いを with ジャッキー・エヴァンコ」「霧のサンフランシスコ with ジュディ・ガーランド」
※初回限定盤にはボーナスDVD付『デュエッツII-ザ・メイキング・オブ・ジ・アルバム』(日本語字幕付):本作のレコーディング風景や競演アーティストのコメントなどを収録。すべてのアーティストがトニー・ベネットと共にスタジオ入りし、ライヴ・レコーディングによる共演という形で制作。「スタジオで起こる奇跡がそのままパッケージ化」したと言われるその過程が明らかに。
◆公式Twitter「トニー・ベネッター」
◆トニー・ベネット・オフィシャルサイト
◆レコチョク「ボディ・アンド・ソウル with エイミー・ワインハウス」