トニー・ベネット、チャリティ&誕生日記念イベントにはクリントンからオバマまで

◆「ボディ・アンド・ソウル」レコーディング映像

オープニングを飾ったビル・クリントン元大統領は、トニー・ベネットをステージに呼び上げる前に、誕生日の祝福メッセージを贈った。イベントにはヒラリー・クリントン国務長官も同席。トニー・ベネットのコンサートはアレサ・フランクリン、エルトン・ジョン等とのデュエット・パフォーマンスを披露するなど90分にわたり、数々のスタンディング・オベーションを受けた。
コンサート後リンカーン・プラザに設営されたテントで行われた夕食会では、バラク・オバマ大統領が特別に寄せたトニーへのビデオ・メッセージがオープニングを飾った。

「トニー・ベネットは音楽業界で最も愛されている存在です」とコメントしたエルトン・ジョンがパフォーマンスを披露したイベントでは、アレック・ボールドウィンが司会を務めロバート・デニーロ、リチャード・ギア、ケイティ・クーリック、リージス&ジョイ・フィルビン夫妻、ハリー・ベラフォンテ、デニス・リアリー、ジェーン&ミッチ・ワインハウス夫妻、マリオ・クオモ元(ニューヨーク)州知事、ジョン・コーザイン元(ニュージャージー)州知事、レイチェル・レイ、スティーヴン・ヴァン・ザント(E Street Band)などの豪華絢爛な招待客が顔を揃えた。
9月24日(土)には更に凄いイベントが待ち構えている。ロサンゼルスのステイプルズ・センターで行なわれるイベントには、スペシャルゲストとしてマライア・キャリー、スティーヴィー・ワンダー、ジョン・メイヤー、キャリー・アンダーウッドらの出演が噂されている。
全米で9月20日発売された「デュエッツII」は、次週全米アルバム・チャートで初登場1位になると予測されており、実現すると85歳で初の全米1位獲得を果たすこととなる。最年長記録としてギネス世界記録なのでは?と関係者の間で期待が寄せられているところだが、長いキャリアを誇りながらも1962年に発売したアルバム『霧のサンフランシスコ』が全米アルバム・チャートの最高位5位、2006年に発売した『デュエッツ:アメリカン・クラシック』が最高位3位で、これだけの大物アーティストにもかかわらず一回も1位になった事がないという。
トニー・ベネットは、1926年にNYクイーンズで生まれ、1950年に米Columbiaレコードと契約。名門Columbiaレーベルでも最長在籍歴を保持するアーティストだ。1962年「霧のサンフランシスコ」が大ヒット(グラミー賞2部門受賞)。60年以上ものアーティストとしてのキャリア、100枚を超えるアルバムとグラミー賞生涯業績賞を含む15のグラミー賞を誇る(『パーフェクトリー・フランク(92)』、『フレッド・アステアを唄う(93)』、『MTVアンプラグド(95,二部門)』では3作連続グラミーを受賞)した。2006年生誕80年を記念したデュエット・アルバム『デュエッツ:アメリカン・クラシック』が全世界で300万枚を超える大ヒットを記録し、2007年ゴールデンタイムの特別番組「トニー・ベネット: アメリカン・クラシック」は7つのエミー賞を獲得。ビジュアル・アートも手掛けるトニー・ベネットのオリジナル絵画は、3作品がスミソニアン美術館の常設作品にもなっている。
『デュエッツII』
2011年10月5日発売
初回限定盤1CD+ボーナスDVD2枚組 SICP-3256~3257 ¥3,780
通常盤1CD SICP-3258 ¥2,520
※日本盤のみのボーナストラック2曲収録:「星に願いを with ジャッキー・エヴァンコ」「霧のサンフランシスコ with ジュディ・ガーランド」
※初回限定盤にはボーナスDVD付『デュエッツII-ザ・メイキング・オブ・ジ・アルバム』(日本語字幕付):本作のレコーディング風景や競演アーティストのコメントなどを収録。すべてのアーティストがトニー・ベネットと共にスタジオ入りし、ライヴ・レコーディングによる共演という形で制作。「スタジオで起こる奇跡がそのままパッケージ化」したと言われるその過程が明らかに。
◆公式Twitter「トニー・ベネッター」
◆トニー・ベネット・オフィシャルサイト
◆レコチョク「ボディ・アンド・ソウル with エイミー・ワインハウス」