トニー・ベネット、ステージから引退

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今月初め、95歳の誕生日を記念し、レディー・ガガと特別公演<ONE LAST TIME: AN EVENING WITH TONY BENNETT & LADY GAGA>を開いたトニー・ベネットは、これを最後にステージから引退することになったという。

◆トニー・ベネット画像

ベネットの息子でマネージャーでもあるダニーは、今年秋に予定していたツアー(全6公演)を中止するのは「苦渋の決断」だったが、「医師から命じられた」と、今週、『Variety』に話した。「これ以上の公演はない。父は有能なパフォーマーだから、僕らにとってこれは苦渋の決断だった。しかし、医師から命じられた。彼の継続的な健康が最も重要だ」「彼は他のことはやる。でも、公演は……、パフォーマンスの面ではなく移動が問題だ。疲れてしまう。いまコンサートをやるのは彼にとって負担となると考え、決断した。例えば、彼にステージ上で転倒なんてしてほしくない。彼が歌えるかどうか、なんてことは心配していない。身体面を心配しているんだ。父は95歳だ」

<ONE LAST TIME: AN EVENING WITH TONY BENNETT & LADY GAGA>は、ベネットの誕生日である8月3日、および5日にニューヨークのラジオシティ・ミュージック・ホールで開かれた。

誕生日には、ポール・マッカートニー、キース・リチャーズ、ジョン・ボン・ジョヴィ、U2のボノとジ・エッジ、バーブラ・ストライサンド、ビリー・ジョエル、シンディ・ローパー、アンドレア・ボチェッリ、俳優のロバート・デ・ニーロ、ジョン・トラボルタ、マーティン・スコセッシ監督らからお祝いのメッセージが届き、ニューヨークでは8月3日がトニー・ベネット・デーに認定されたという。













ベネットとレディー・ガガは10月、2014年に発表したジャズ・アルバム『Cheek To Cheek』以来約7年ぶりとなるコラボ・アルバム『Love For Sale』をリリースする。

Ako Suzuki
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