ロストインタイム「でも、僕らには続きがある。明日がある。」

3月19日（土）LIQUIDROOMにて予定されていた＜LOST IN TIME TOUR 2010-2011"LOST ＆ FOUND" FINAL ～みつけたこと～＞が6月17日（金）に延期となった。

2011年6月17日（金）、会場は変わらずLIQUIDROOM、開場18:15　開演19:00となる。振替公演には手持ちのチケットがそのまま有効となるので、大切に保管していただきたい。チケット払戻し方法につきましては、詳細が決定次第オフィシャルサイトで告知される予定だ。

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海北より

あの日から、いろんなものが激変しました。その変化は、刻一刻と、今もなお続いています。
僕らの国のあちこちが、そして僕ら自身も、まるで真っ暗闇の中に放り込まれたような、そんな手探りな状態です。

ここで僕たちロストインタイムから、幾つかお知らせしなければなりません。まずは、19日のリキッドルームのツアーファイナルについてです。結論から言うと、延期する事に決めました。

まず、現在のこの環境下で、沢山の人を一箇所に集める危険を犯す事は出来ないという事。次に、無理に開催したところで、チケットをとってくれた方全てがあの場所に集まれる訳ではない。そして、僕らのマネージャーが不在になってしまったという事が主だった理由です。

先の震災の日、僕らのマネージャー兼事務所社長、坂田さんが持病のため亡くなられました。震災に遭う前に旅立たれたのが、唯一の救いです。所属レコード会社UKP社長の遠藤さんをはじめ、いろんな方の力を借りて、これからの対応をしていく事になりそうです。

色々と、不備が出るかもしれません。もしかしたら、現時点で出ているかもしれません。申し訳ありません。それでも僕は、僕たちロストインタイムは、歩みを止めるつもりは、ないんです。この国中で、沢山の人が、今この瞬間も困難に立ち向かっています。僕たちは、歌う事で、そんな人たちの力になりたいと思っています。

それは、被災された方はもちろん、あの出来事以降、笑う事や泣く事が、うまく出来なくなってしまった、あなたのためでもあるんです。

僕らは旅先の金沢にいたため、被災しませんでした。被災していないからこそ、できる事や届けられる思いがある気がしています。手初めに、Ustを使ってラジオを始めます。アカウントも既に取得済みです。近日中にも始めようと思っています。

19日には、延期になってしまったツアーファイナルの代わりに、そのUstラジオ内でアコースティックライブをやります。そして次に、どうにかして、ツアーをリスタートさせます。中止にしてしまった高崎、そしてリキッドルームを。

長野の夜、三井くんは仙台にいる沢山の友人や仲間のために帰仙する事を決めました。その時、僕と源の字と三人で、「リキッドで会おう」と約束をしたんです。その約束が、今の僕の心の支えになっています。長くなってすみませんが、もう少し。

現在、沢山の人が、心に影を落としています。もちろん、僕も。でも、僕らには続きがある。明日がある。まだ終わるわけにはいかない。僕らに出来る、僕らにしか出来ない事を、出来得る限りやろうと思っています。あなたに届けるために。

最後に、震災で亡くなられた方のご冥福と、震災に心を痛めている全ての方に、安らげる日が一日も早く訪れる事を、祈っています。

LOST IN TIME 海北大輔

「努力や情熱と 余りにも
不釣り合いな 報いばかり受けて
それでもまだ 明日が来るって事に
希望を捨てられずにいる 僕らにこそ
明日は来る」

夢

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