ViViD、「どこまでもお前らと一緒に歩いて行きたい」

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2011年1月にメジャーデビューするViViD(ヴィヴィッド)が12月27日、C.C.レモンホールでインディーズ最後のコンサートを開いた。ステージでは2011年1月19日に発売するシングル「『夢』~ムゲンノカナタ~」など24曲を披露。ボーカルのシンは「もっともっと高いところまで、ここにいる全員連れてオレたちは突き進む覚悟です。どのバンドよりもオレたちがお前らのこと愛してやるからついてこい」と集まった2000人のファンに呼びかけた。

◆ViViD画像

インディーズ最後、そして初のホール会場でのステージ。バンドが夢見た「メジャーデビュー」の朗報も、ファンにとっては「5人が変わってしまうのでは」と不安視する声も高かったという。MCではこれを払拭するように、ギターの怜我は「みんなオレたちのこと信じて欲しい。ファンを思う気持ちは変わらない。これからも離さないから。愛しているぞ!」と絶叫。シンも「みんながいないと何もできない。オレらはどこまでもお前らと一緒に歩いて行きたい。だからオレたちにしっかりついて来てくれよ」と何度も呼びかけた。

ViViDはシン、ギターの零乃(れの)、怜我、ベースのイヴ、ドラムのko-kiで2009年4月に結成。ライブ動員を着実に伸ばし、この日の公演は発売1時間を発たずにチケットが完売していた。人気は国内だけにとどまらず、2010年7月にはフランスで行わなれた最大級の日本カルチャーフェスティバル<JAPAN EXPO>に招待されるなど、日本のヴィジュアル系音楽ファンが多い欧州でも注目されている。デビュー曲は人気アニメ「HUNTER×HUNTER」で知られる冨樫義博原作のマンガ「レベルE」のテレビアニメ版のエンディング曲に起用されることも決定。アニメは2011年1月10日からテレビ東京系で放送される。

このほかステージでは2011年3月14日から全国8カ所をめぐる初の全国ツアーを行なうことを発表。ファイナルは2011年5月15日に日比谷野外音楽堂で予定されている。

取材・文●西村綾乃

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