映画『BECK』千葉:桐谷健太「弱さを知ってる強さは優しさに繋がる」

◆「EVOLUTION」特別映像
──『ソラニン』に続き音楽映画が続きましたが、撮影はどちらが先だったんですか?

──音楽映画に出演する楽しさは?

──影響を受けたアーティストはいらっしゃいますか?
桐谷健太:高校生の時とかはロックが大好きで聞いていました。ニルヴァーナとかレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとか。あとは日本人だと、THE BOOMとかですかね。

桐谷健太:音楽は好きだからプライベートでも絶対身近にあるんですよね。それこそ、CDをかけながら歌ったり。表現をするという部分では、ミュージシャンと役者は似ているけど、音楽はポータルな感じがしますよね。音楽は耳で聴くだけで様々な情景が出てくるし、それを自分が今見ている景色と混ぜ合わせることもできる。仕事と言っちゃいけないかもしれませんが、「なんて素晴らしい仕事なんだろう」と思ってます。それに、役者は映像を見てもらって、ようやくその1つに集中してもらえますが、音楽は何気ないシーンでも自然に耳に入ってきて、いつでも情景が浮かぶんですよね。僕は元々高校の時にバンドもやっていましたし。
──ラップは昔からやっていらしたんですか?

──これまで人に見せるためにラップをやったことはあったんですか?

──ラップバトルのシーンは自分で歌詞を書いたんですか?台本には?
桐谷健太:台本にはト書きだけしかありませんでした。なので「どうするんだろ?」と思っていて、「僕に書かせてください」と堤監督に相談をしてみたら、「じゃあ書いたものを持ってきて」と言われ、書いて見せに行ったら、「いいじゃん!これで行こう!」ということになったんです。もう、その時は完全に千葉の気分でしたね。千葉なら絶対にディスらずに、「どちらかというと自分と向き合うような言葉になるだろうな」と思って書きました。

桐谷健太:そうですね。僕に限らず、それさえあれば誰にも負けないと思います。でも、その人にしか出せない部分が出せたなら、既にもう勝ち負けじゃない気もしますね。その人だけが持っている、ただ1つの、世界に1つのものなんですから。役者というのは、もちろん色々な人物を演じますが、「まるで別人だったね」とか言われたら嬉しいです。でも、やっぱり結局は演じているのは自分なんですよね。全く違う人物を演じながらも、生々しい部分などを出すためには、色々な人に会ったり、音楽を聴くのもそうですし、そういう様々な経験や感情がとても大事なんだと思います。そして、自分を通して演技の中でそれらを出す瞬間は、芝居であって芝居じゃないので、全神経を注いでやりたいですし、小手先ではなく演じる役の人となりを考えた上で出すようにしています。

桐谷健太:でも、それらを出すためにはテクニックも大事。持っていても出せないと意味がないですからね。だから、どんな役でも、一つでも役者さんの人となりが見えたら、ずっとファンになりますね。僕はジャック・ニコルソンが大好きなんですが、『カッコーの巣の上で』という映画を見たときに、打ちのめされました。芝居をしているのですが、その向こう側のジャック本人も見えたんですよね。そうやって、1作品でも人の心にがっつり印象を残すためには、普段からプライベートなどで芝居をしたらだめだと僕は思ってます。それに人間嘘をつきすぎると、どれが生々しい感情か分からなくなってしまうし、だからこそ、自分に嘘をつかずに生きたい。極端に言えば、死ぬときに自分が自分であればそれでいいし、それほど最高なことはないと思ってます。だからこそ、瞬間瞬間で爆発していたいし、千葉がそうですが、一生懸命やって「自分は自分だ」と気付いて爆発した瞬間、天才を超えるんだと思っています。

桐谷健太:色々な人から「似てる、合う」と言われていたので、ものすごく自信を持って、似せる気マンマンでいきました(笑)。原作と姿形を変える場合もありますが、千葉の場合は、そのままの方がいいと思ったので。あとはラップを歌うシーンですよね。動きとかは指導の方に教えていただいてやっていったのですが、オマージュとして、原作にあった千葉のポーズや動きなども使わせていただいてます。引きなのであんまり写ってないかもしれませんが(笑)。早く皆さんに観てほしいですね。
──旬のいい男揃いの俳優陣が出演している本作ですが、桐谷さんにとってのいい男の条件は?

──千葉は劇中でも、何度も壁にぶつかって成長していっているように感じられましたが、桐谷さんご自身は今まで壁にぶつかったことはありますか?また、どのように回避していましたか?

──辛い時期や壁にぶつかってきて、それでも今のお仕事を続けられたのは何故だと思いますか?

映画『BECK』
原作:ハロルド作石「BECK」(講談社コミックス所載)
監督:堤幸彦『20世紀少年』『トリック』
出演:水嶋ヒロ 佐藤健 桐谷健太 忽那汐里 中村蒼 向井理
製作:2010『BECK』製作委員会
配給:松竹
丸の内ピカデリーほかにて大ヒット公開中
(C)ハロルド作石/講談社
(C)2010『BECK』製作委員会
◆映画『BECK』オフィシャルサイト
◆映画『BECK』公式Twitter
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