運か実力か、デビュー前の新人yu-yuが異例の全国有線チャート8位に

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2010年12月にデビューを控えているという新人のyu-yu(ゆゆ)が、全国有線チャートトップ10入り(8位)の快挙を成し遂げた。もちろん、デビュー前の新人としては異例だが、彼女の強運が発揮された結果でもある。

◆yu-yu 画像集

京都出身で、幼い頃から様々な音楽に親しみ、京都の文化と音楽に囲まれた環境で育ったyu-yuは、歌の魅力に引き込まれ、自ら音大へ進学。声楽を学び、独特な歌い方が注目を浴びる。そんな中、今回、話題となった曲「Always」に出逢い、レコーディング。「Always」を歌う透明感あふれるyu-yuの歌声は、たとえるなら、切なくも懐かしい無垢な夢。そして同時に、歌声の奥に存在する純粋な初恋の乙女心が伝わってくる。

ただ、ここまではよくある話。yu-yuの強運が発揮されるのはここから。

この曲を耳にしたUSENの担当者が、楽曲に感銘を受け、異例の先行有線オンエアを展開。当然、まだまだデビュー前であり、誰も知らないような状況からスタートだったが、それでも全国総合チャートは初登場113位。ところが、2週目には51位にランクアップ。3週目には32位へと着実に順位は上がり続け、なんと4週目となる8月25日付ランキングでは、19位を獲得。その上、九州・沖縄地区では、なんと1位を獲得するという快挙を成し遂げ、9/1付チャートでついに総合で8位にランクインしたのだ。

また、このような状況を受け、デビュー前にもかかわらず、8月18日からレコチョクなど様々な音楽配信サイトで配信がスタート。すると、8月26日には、今度はレコチョク総合チャートで15位に。

さらに、この曲を聴いたフジテレビ『ザ・ノンフィクション』のプロデューサーが気に入り、9月放送予定の同番組に、メインテーマとして起用されることが決まった。

チャンスやキーパーソンを呼び寄せてきた彼女の強運。そして、そんなチャンスを確実に掴み、USENやレコチョクでランキングという形に落としこむことができる実力。とはいえ、まだデビューすらしていない状況で、これらの結果を何度も残せるということ自体、やはり“快挙”という言葉以上に的確な言葉は見当たらない。

ところで、そんなyu-yuは、ステージでも堂々としたパフォーマンスでオーディエンスに印象付けている。まず、7月28日に所属事務所が主催するイベントに出演。演目「ACT3」の、観客の涙を誘っていたシーンで「Always」が使用され、さらにフィナーレで突然yu-yuが登場。静まり返った会場を楽しむかのように、彼女はアカペラで「Always」を歌った。

そして、大舞台でのパフォーマンスとなったのが、8月21日大阪 長居陸上競技場で開催された<a-nation'10>のオープニングアクト出演。4万人のオーディエンスを前に堂々と歌唱し、観客を魅了。日付的に言っても、<a-nation>の出演が、有線やレコチョクのチャート順位を押し上げた要因のひとつであることは間違いない。4万人のうちの何割かの人は、彼女の歌声を耳にして、心を動かされたのだ。

「『心から伝わる歌を歌いたい』という想いを常に考えて歌い続けてきました。まだ、配信だけですが、今までも、そしてこれからも、心を込めて歌い続け、想いを届けていきたいと思っています。私の歌を聴いて頂いて、聴く人の“心”を、時空を超えた世界に連れて行きたい。 聴き終わった後、“心”に焼き付け、そこから誰も動けなくなるくらいに…。」── yu-yu
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