急逝した大佑の『お別れの会/献花式』に6,000人超が集結

午後1時より開始された『お別れの会』には、大佑が在籍してきた各バンドのメンバーたちはもちろんのこと、同じ時代を闘ってきたMERRYやムックといった同胞たち、先輩格にあたるDIR EN GREYの面々などをはじめ、数多くのミュージシャンや音楽関係者が参列。「仲間たちと酒を呑んで騒ぐのが好きだった」という大佑にならい、酒を呑みながらにぎやかに故人を見送ろうという趣旨の会ではあった。が、映像と共に紹介された生前の微笑ましいエピソード披露に続き、所属事務所の代表であるDYNAMITE TOMMY、かつてのバンド仲間たち(活動休止中のthe studsのaie、蜉蝣で活動を共にしてきたユアナ、kazu、静海)による弔辞が読み上げられると、涙を隠すことのできない参列者も数多かった。また、その会のなかでは、大佑が他界の直前まで作業を進めていたという未完成の新曲音源も部分的に公開された。それらは『大佑と黒の隠者達』のミニ・アルバム収録曲として、9月15日のリリースを想定しながら制作が進められていたもので、楽曲と歌詞はすでに完成し、かつて蜉蝣の始動以前にドラマーだった経歴のある彼は、そのうち1曲で自らドラムを演奏していたのだという。

あまりにも短い生涯を終えた大佑だが、各バンドでの音楽活動に没頭していた年月は、彼の人生のなかでもいちばん濃密な時代だったに違いない。そして彼が音楽を通じて表現してきたさまざまな感情は、これからも生前の彼を取り巻いてきた数多くの同胞や関係者、ファンたちのなかで、小さからぬ意味を持ち続けていくことになるのだろう。改めて、志なかばにして散った故人の冥福を祈るとともに、音楽とそれに込められた気持ちはそのまま永遠に生きながらえていくのだと信じたいものである。
◆大佑と黒の隠者達 オフィシャルサイト
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