[クロスビート編集部員リレー・コラム] 杉山編「ヴァンパイア・ウィークエンド」

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最新作「コントラ」が全米1位を獲得して以降、“若手USシーンの代表”と言われる機会が格段に増えた気がするヴァンパイア・ウィークエンド。個人的には現時点で今年最も興奮したアルバムの一つで、自宅ではいまだにプレイ回数の1位を独走中。そんな彼らが、イギリスのコーンウォールで開催される<エデン・セッションズ>というイベントに出演する。実はその存在すら知らなかったのだけど、これがかなり面白そうなのだ。

さてこのイベント、何が面白いかというと、エデン・プロジェクトという複合型環境施設で行なわれているということ。建物は5角形や6角形の“バイオーム”と呼ばれる温室になっていて、そこで自然環境を再現して植物を育成。滝や森があってそこに動物が住む、いわば“成長する博物館”といった趣で、英博物館のアフリカ園に植物を提供し、約10万本の植物を一般公開している。映画『007 ダイ・アナザー・デイ』のロケ地にもなっているので、映画好きなら分かるかもしれない。

2007年に第1回を開催し、これまでにはミューズやエイミー・ワインハウスが出演しているが、2010年は6日間に亘って開催。ヴァンパイア・ウィークエンドは、その初日にあたる6月24日に、ブロークン・ベルズとペアで出演する。別の日の出演者はカルヴィン・ハリス&オーディオ・ブリーズ、MIKA、ダヴズ&マムフォード・アンド・サンズなど。一般的にイギリスのフェス/イベントは会場のゴミ問題が大変とも言うが、果たしてここならどうだろう。イギリスの人気アーティストが揃うとあって、観光も兼ねて1度は行ってみたいと心に決めた次第です。

◆<エデン・セッションズ>オフィシャルサイト

◆クロスビート最新号(オフィシャルサイト)
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