TEACからステレオコンデンサーマイク、24ビット/96kHz対応レコーダー「VR-10」「VR-20」

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▲VR-20
▲VR-10
ティアックは、高音質ステレオコンデンサーマイクにより24bit/48kHzのリニアPCM録音にも対応したICレコーダー「VR-20」を3月上旬より、「VR-10」を2月下旬より発売する。

「VR-20」「VR-10」は、さまざまな用途に対応するICレコーダー。いずれの機種もボディカラーにブラックとホワイトの2モデルを用意する。ICレコーダーといえばビジネス向け製品といった印象だが、そこはティアックらしくプロ用機器で培った同社の録音技術が惜しみなく投入され、音楽やフィールドでの高音質録音、会議やインタビューの録音など、ビジネスからプライベートまで活用できるようになっている。

音声フォーマットには、24ビット/サンプリング周波数48kHzの高音質リニアPCM録音と、長時間録音が可能なMP3録音を用意。用途に合わせて選択可能だ。録音レベルを自動調整するオートゲインコントロール、細かいレベル調整が可能なマニュアルレベル設定が用意される状況に合わせて選べる2段階の録音レベル設定スイッチや、96×96ドットのバックライト付グラフィカルディスプレイにより、簡単な操作で確実な録音を実現する。また、再生機能も充実している。スピーカー搭載はもちろん、議事録起こしや語学学習に便利な再生速度可変機能も備えている。メモリには2GBのmicroSDカードが付属する(32GB microSDHC カード対応)。

「VR-20」ではユニークな可動マイク機構の採用に注目だ。上部のマイクが左右に開くことができるようになっており、状況に応じてこのマイクポジションを変えることで、音源に合わせた最適な録音が行えるというもの。たとえば、マイクを閉じると、インタビュー、講義の録音などピンポイントの音源の録音に最適なX-Yステレオ方式のインタビューポジションとなる。マイクを開いたA-B方式ステレオ録音となり、2種類のポジションが用意される。卓上に置いた際にマイクを上に開いた状態にするカンファレンスポジションは、会議録音など広範囲音源の録音に最適なもの。そして、マイクを前方に向けた場合はコンサートなど左右の広がりがある音源の録音向けとなり、ミュージックポジションと名付けられている。一方の「VR-10」のマイクは手軽に高音質の録音が行える無指向性マイクを採用する。


<おもな仕様>
電源:単4電池2本(アルカリ乾電池またはニッケル水素電池)、USB パワー
外形寸法(W×H×D):37×139.5×15mm(VR-20)、37×121×15mm(VR-10)
質量:56g(電池を含まず、VR-20)、51g(電池を含まず、VR-10)
付属品: microSDカード(2GB、本体へ挿入済)、Micro USB ケーブル(0.8m)、ステレオイヤホン、単4 形アルカリ乾電池(2本)

◆VR-20
価格:オープン
発売日:2010年3月上旬

◆VR-10
価格:オープン
発売日:2010年2月下旬

◆VR-20 製品ページ
◆VR-10 製品ページ
◆ティアック

◆BARKS 楽器チャンネル
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